味入れ(あじいれ)
Conditioning
乾燥後の革へ適度な水分を戻し、次の機械加工を行いやすくする工程。
LEATHER ENCYCLOPEDIA
革の種類、部位、鞣し、仕上げ、手仕事、道具、ミシン、漉き機、財布、鞄、金具、資材、部材、修理まで。日本語の読み方と英語表記を添えて、革と革製品にまつわる基本用語を紹介します。
収録 394語まずは、革を知る入口になることばから。
Conditioning
乾燥後の革へ適度な水分を戻し、次の機械加工を行いやすくする工程。
Pressing / Bonding pressure
接着した部材へ均一に圧力を加え、密着させる工程。
Thickness
革の厚さ。製品の用途や部位に合わせ、漉きによって調整する。
別名・関連表記革厚
Aniline finish
透明感のある染料を主体とし、銀面の表情を見せる仕上げ。
Oil tanning
魚油などの油脂を利用して鞣す方法。セーム革などに用いられる。
Roughing
接着面を削ったり擦ったりして、接着剤が密着しやすい状態に整える作業。
別名・関連表記目荒らし
Alligator leather
アリゲーターの皮を原料とする革。腹部の斑が比較的大きく整いやすい。
Aldehyde tanning
アルデヒド系鞣剤を用いる鞣し方法。クロムを使わない鞣しの一つとして用いられる。
Thread tension
上糸と下糸が材料内部で適切に交差するよう、糸の張力を調整すること。
Dye transfer
革の染料や顔料が、接触する衣類や他素材へ移ること。
Colour transfer / Colour loss
摩擦、水分、汗などによって革の色が薄くなったり、衣類などへ移ったりする現象。
Light-induced colour change
日光や紫外線などにより革の色が変化すること。生成りの植物タンニン革では色が深まる場合がある。
別名・関連表記日焼け
Wet blue
クロム鞣し後、染色や仕上げ前の湿潤状態の革。青みを帯びることからこう呼ばれる。
Wet white
クロムを用いない鞣しなどにより、白色から淡色を呈する湿潤状態の革。
Punching board / Anvil
穴あけや金具打ちの際に材料を支える台。用途に応じて樹脂板や金属台を使い分ける。
Cylinder-bed sewing machine
筒状の細いベッドを持ち、鞄、靴、立体物の縫製を行いやすいミシン。
別名・関連表記シリンダーベッド
Horse leather
馬由来の革。部位や仕上げによって、しなやかな衣料革からコードバンまで多様な用途がある。
別名・関連表記ホースレザー
Horsehair brush
柔らかな馬毛を用いたブラシ。ほこり落としや仕上げのブラッシングに使われる。
Upper thread / Needle thread
針を通って供給され、下糸と絡みながら縫い目を形成する糸。
Stingray leather
エイの皮を原料とする革。硬い粒状の表面を持ち、研磨して模様を生かすことがある。
別名・関連表記スティングレイ
Aging
使用や時間の経過により、色、艶、柔らかさなどが変化していくこと。
別名・関連表記経年変化
Exotic leather
ワニ、ヘビ、トカゲなど、牛・豚・馬・羊・山羊以外の特徴的な動物革をまとめて呼ぶ際に使われる言葉。
別名・関連表記特殊皮革
Patent leather
表面に光沢の強い樹脂塗膜などを形成した革。
別名・関連表記パテントレザー
Salted hide / Salted skin
腐敗を抑えるため、塩を用いて保存した原皮。
Leather oiling
革へオイルを補うお手入れ。色が濃くなる場合があるため、目立たない場所で確認して少量ずつ行う。
Oil leather
製造時に比較的多くの油分を加え、しっとりした感触や柔軟性を持たせた革の総称。
別名・関連表記オイルドレザー
Surface dyeing
革の表面側を中心に着色し、断面には素材色が残る染色表現。
別名・関連表記表面染め
Feed dog
針板下から材料へ接触し、縫い目一つ分ずつ送る部品。
Feed roller
革をベルナイフ方向へ送る回転部品。材質や表面形状に種類がある。
Presser foot
縫製中の材料を押さえ、送りを安定させる部品。用途に応じて形状を交換する。
別名・関連表記押さえ金
Presser foot pressure
押さえが材料へ加える圧力。革の厚みや柔らかさに合わせて調整する。
Presser foot
漉く幅、形状、傾斜などを決めながら革を支える部品。形状の異なる種類がある。
別名・関連表記漉き機押さえ
ID card holder
社員証や身分証などを見える状態で保持するケース。首掛けストラップやリールを組み合わせる形式が多い。
Attaché case
硬い箱型の本体と蝶番式の開閉構造を持つ書類鞄。形状保持性が高く、書類や機器を保護しやすい。
Seal case
印鑑を保護して携帯・保管するための小型ケース。朱肉を備えた形式や、がま口金具を用いる形式もある。
Waist bag
腰まわりにベルトで装着する小型バッグ。斜め掛けにしてボディバッグのように使われることもある。
Slim wallet
厚みを抑えることを重視した財布。収納量を絞る、部材の重なりを減らす、薄い革を用いるなどの設計が採られる。
Watch strap
腕時計を手首へ装着するための細いベルト。肌への当たり、汗、曲げに配慮した革や仕立てが求められる。
Apron
衣服の前面を汚れや摩擦から守る作業着。革製は耐摩耗性を生かし、工房や厨房などで用いられる。
L-zip wallet
本体の二辺をL字状のファスナーで開閉する財布。ラウンドファスナー式より開閉範囲を抑え、薄く仕立てやすい。
Back panel
鞄や袋物の背面側を構成する胴部分。
Eyelet
ハトメを指す英語由来の呼称。穴の補強や紐通しに用いられる。
Zipper elements
ファスナーを構成する歯状部分。日本では務歯とも呼ばれる。
Lining
製品の内側に貼る布や革などの材料。見た目、手触り、耐久性、内容物の保護に関わる。
Lining leather
製品の裏側や内側に用いる革。表革との相性や厚み、柔軟性を考えて選ばれる。
Linen thread
麻繊維から作られる糸。手縫いで使われ、蝋を引いて毛羽立ちや摩耗を抑えることがある。
Broken stitching
摩擦や経年によって縫い糸が切れた状態。早めに縫い直すことで、部材の剥離や変形を防ぎやすい。
Lining replacement
破れや劣化が生じた鞄や財布の裏地を取り外し、新しい裏地へ交換する修理。
Caiman leather
カイマンの皮を原料とする革。骨質が発達した個体もあり、表情や加工特性が異なる。
Cow hide / Cow leather
雌の成牛の皮、またはそれを原料とする革。一般語として牛革全般を指す場合もある。
別名・関連表記カウハイド
Backstitch
縫い始めや縫い終わりを重ねて縫い、糸がほどけにくいよう補強する方法。
Reverse lever
送り方向を逆転させ、返し縫いを行うための操作部。
Air drying in shade
濡れた革を直射日光や強い熱を避け、風通しのよい日陰で乾かす方法。
Fatliquoring
油剤を革内部へ分散させ、柔軟性や風合いなどを調整する工程。
別名・関連表記ファットリカー
Embossing
加熱した型やローラーで革表面へ模様を付ける加工。天然のしぼを再現したものや装飾柄がある。
別名・関連表記エンボス
Pattern
製品の形状、縫い代、穴位置などを定めるための設計用テンプレート。
別名・関連表記パターン
Utility knife
交換式の刃を用いる裁断工具。直線裁断や型紙作りなど幅広く使われる。
Mould / Mildew
湿気、汚れ、栄養分などの条件が重なって革表面に発生する菌類。保管環境の通気と湿度管理が重要。
Hook / Shuttle
上糸の輪を捉えて下糸と絡ませ、縫い目を作るミシン内部の機構。
Dry wiping
柔らかい布で表面のほこりや軽い汚れを拭き取る基本的なお手入れ。
Hide / Skin
鞣す前の動物の皮。英語では一般に、大きな動物の皮をhide、小さな動物の皮をskinと表すことがある。
別名・関連表記表皮
Leather
動物の皮を脱毛し、鞣して腐敗しにくく、柔軟性や耐久性を持たせた素材。
別名・関連表記レザー
Leather knife
革の裁断、漉き、断面調整などに使う片刃または両刃の刃物。
Leather sewing machine
革の厚みや送りに対応した工業用・職業用ミシンの総称。製品により用途や対応厚が異なる。
別名・関連表記レザーミシン
Kangaroo leather
カンガルー由来の革。薄さに対して強度を得やすく、スポーツ用品などにも使われる。
別名・関連表記カンガルーレザー
Drying
鞣しや染色後の革から水分を除く工程。方法によって風合いや面積が変わる。
Calfskin
若い牛の皮から作られる、きめが細かく比較的しなやかな革。
Glass slicker / Glass plate
床面やコバを擦って繊維を寝かせたり、平らな作業面として使ったりする工具。
Corrected grain / Polished leather
銀面を研磨して平滑に整え、塗装や磨きによって均一な艶を出した革。呼称や工程には幅がある。
別名・関連表記ガラス張り革
Pigment finish
顔料を含む塗膜で表面の色や均一性、耐久性を整える仕上げ。
Pleated corner turning
曲線のヘリ返しで余分を細かく寄せ、花びら状に整える技法。
Kidskin
子山羊の皮、またはそれを原料とする革。きめが細かく、しなやかなものが多い。
Kipskin
カーフより成長した若い牛の皮を原料とする革。カーフと成牛革の中間的な性質を持つ。
Wooden mallet
目打ち、刻印、金具工具などを叩く木製の槌。
Natural / Undyed
染色による着色を行わず、素材本来の淡い色を生かした状態。革では鞣し方法や仕上げにより色調が異なる。
別名・関連表記無染色
Napped leather / Buffed leather
表面を研磨して毛羽立たせた革の総称。スエード、ヌバック、ベロアなどが含まれる。
Bovine leather
牛由来の革の総称。年齢、性別、用途などによってカーフ、キップ、ステア、カウなどの呼称が使われる。
別名・関連表記牛皮,カウハイド
Grain leather
天然の銀面を残した革。銀面の加工状態によってフルグレインなどに分類される。
別名・関連表記銀付き
Grain surface
毛を取り除いた側に残る革の表面。毛穴やしぼ、傷など、革本来の表情が現れる。
別名・関連表記表面
Over-skiving / Dig-in
漉き機が革へ急に深く入り、部分的に薄くなりすぎたり穴が開いたりする状態。
Crust leather
鞣し、再鞣し、染色、加脂、乾燥などを終え、表面仕上げ前の段階にある革。
Clicker press
抜型を用いて革や芯材を裁断するプレス機。
別名・関連表記裁断機
Leather cream
革へ油分やろう分などを補い、表面を整えるためのケア用品。革との相性を確認して少量から使う。
Crocodile leather
クロコダイル属などのワニ皮を原料とする革。整った腹部の斑模様が特徴。
Chrome tanning
クロム系鞣剤を用いる代表的な鞣し方法。柔軟性や耐熱性を得やすく、幅広い用途に使われる。
Chrome-free
クロム鞣剤を使用せずに鞣されたことを示す表現。使用した鞣剤や工程は製品ごとに異なる。
Pore / Hair follicle mark
毛が生えていた跡として銀面に現れる点や模様。動物種を見分ける手掛かりになる。
Grinding / Sharpening
ベルナイフなどの刃先を砥石で整え、切削性能を回復させる作業。
別名・関連表記刃研ぎ
Raw hide / Raw skin
製革の原料となる、鞣す前の皮。
Stamping / Marking
文字、模様、ロゴなどを圧力や熱で革へ付ける加工。
Leather edge
裁断された革の断面。磨き、染色、塗料、ヘリ返しなどで仕上げる。
別名・関連表記革断面
Edge painting
革の断面へ専用塗料を重ね、平滑で均一な表面に仕上げる方法。
別名・関連表記エッジペイント
Edge burnishing
革の断面を整え、水分、ワックス、仕上げ剤などを使って摩擦で滑らかにする工程。
別名・関連表記磨き仕上げ
Butt stitch
革の断面同士を突き合わせ、立体物などを組み立てる縫い方。
Corrected grain leather
銀面を研磨して表情を整え、塗装や型押しなどで仕上げた革。
別名・関連表記修正銀
Leather conditioner
革の柔軟性や保湿状態を整えるためのケア用品の総称。配合や用途は製品ごとに異なる。
Combination tanning
複数の鞣し方法を組み合わせ、それぞれの特性を生かす方法。
別名・関連表記複合鞣し
Cordovan / Shell cordovan
馬の臀部内部にある緻密な層を削り出し、磨き上げて作る革。一般的な銀面革とは構造が異なる。
別名・関連表記シェルコードバン
Synthetic leather
布などの基材に合成樹脂を塗布し、革に似た外観や性質を持たせた素材。
別名・関連表記合皮,フェイクレザー
Rubber cement
革の仮止めや接着に用いられるゴム系接着剤。製品ごとに用途と接着方法が異なる。
別名・関連表記ラバーセメント
Bag
物を収納し、手や肩、背中などで持ち運ぶための入れ物の総称。用途、持ち方、開口部、マチ、素材によって多くの種類に分かれる。
Flap long wallet
本体を覆うかぶせ蓋で開閉する長財布。ホックや差し込みなどで留める形式があり、革の面を広く見せやすい。
Camera case
カメラ本体やレンズを保護して携帯するケース。機器の形に合わせた立体的な型や、鞄型がある。
Leather bag
本体の主要部分に革を用いた鞄。革の厚さ、硬さ、裏地、芯材、縫製方法によって形状保持性や重量、使い心地が変わる。
Leather gloves
手を保護し、保温や装飾にも用いる革製の手袋。用途に応じて柔軟性、耐摩耗性、厚さの異なる革が選ばれる。
Card case
各種カードをまとめて収納するケースの総称。名刺入れ、クレジットカードケース、診察券入れなど用途により構造が異なる。
Metal-frame purse
二つの玉や口金を指で開閉する金属製の口枠、またはそれを用いた財布や袋物。開口部を大きく開きやすい。
Drawstring bag
開口部に通した紐を引いて閉じる巾着構造のバッグ。柔らかな輪郭を生かしやすく、手提げや肩掛けとして作られる。
Key case
鍵をまとめて収納し、周囲の持ち物を傷つけにくくするケース。キー金具、リング、ホックなどを組み合わせて作られる。
Key holder
鍵や小物をまとめたり、鞄などへ取り付けたりするための保持具。革片とリング、金具を組み合わせたものが多い。
Key ring
鍵を通してまとめる環状の金具、またはその金具を用いた製品。二重リング式が一般的。
Clutch bag
持ち手を持たず、手で抱える、または掴んで持つ薄型バッグ。ストラップを補助的に備えるものもある。
Coin case
硬貨を携帯するためのケース。小銭入れとほぼ同義で、カードや折った紙幣を併用収納する製品もある。
Coin purse
硬貨を収納するための小型ケース。箱型、馬蹄型、ファスナー型、がま口型など多様な構造がある。
Compact wallet
携帯性を重視して小型化した財布。ミニ財布とほぼ同義で使われることもあるが、薄さや収納効率を強調する場合にも用いられる。
Coaster
グラスやカップの下に敷き、水滴や熱から卓上を守る小型の敷物。革では水分による染みや変化にも注意する。
Leather goods
財布、キーケース、名刺入れ、ペンケースなど、革で作られた比較的小型の製品をまとめて呼ぶ言葉。
Bag frame
鞄やがま口などの開口部の形を保ち、開閉を支える枠状の部品。
Card slots
財布やカードケースの内部に設けられた、カードを段状に差し込む収納構造。
Coin compartment
財布の中で硬貨を収納する区画。ファスナー、ホック、かぶせなどで開閉する。
Exterior construction
製品の外側を構成する部分。主素材、縫製、コバ、金具などが外観と耐久性に関わる。
Carabiner
開閉式のゲートを備えた環状金具。鍵や小物を鞄やベルトへ取り付ける用途に使われる。
Rivet
軸と頭を打ち合わせ、革や部材を固定する金具。補強や装飾に用いられる。
Single-cap rivet
表側に飾り頭があり、裏側が平らまたは簡素な形状のカシメ。
Sam Browne stud
突起状の頭へ穴を掛けて留める金具。ベルトやかぶせの開閉に用いられる。
Metal frame
がま口や鞄の開口部に取り付ける金属製の枠。
Padding material
衝撃を和らげ、厚みや柔らかさを与える材料。ウレタンやフェルトなどが用いられる。
Rubber cement
ゴム系の接着剤。仮止めや革同士の接着に用いられる。
Edge finishing agent
革の断面を保護し、色や艶を整えるために用いる仕上げ剤の総称。
Hardware replacement
破損や摩耗したホック、ナスカン、バックルなどの金具を取り替える修理。
Edge repair
摩耗、毛羽立ち、剥がれなどが生じたコバを整え直す修理。研磨、染色、塗り直しなどを行う。
Leather patch repair
傷みや破れのある箇所へ革を重ね、補強または補修する方法。
Cutting
型紙や抜型に合わせて革を切り出す工程。部位、伸び方向、傷などを見極めて配置する。
Retanning
一度鞣した革へ追加の鞣剤などを作用させ、柔らかさ、締まり、風合いを調整する工程。
別名・関連表記リタンニング
Fish leather
魚の皮を鞣して作る革の総称。魚種ごとに鱗跡や繊維構造が異なる。
別名・関連表記フィッシュレザー
Saddle leather
鞍や馬具に由来する名称で、厚手で堅牢な植物タンニン鞣し革を指すことが多い。統一された単一仕様ではない。
Servo motor
工業用ミシンに使われる速度制御しやすいモーター。低速運転を行いやすい。
Shaving
鞣した革の床面側を削り、厚みを均一に整える製革工程。
Deer leather
鹿由来の革。柔らかく、しなやかで、衣料、袋物、伝統工芸などに使われる。
別名・関連表記ディアスキン
Prototype
量産や本製作前に、構造、寸法、縫製手順、使い勝手を確認するために作るサンプル。
別名・関連表記プロトタイプ
Bobbin thread
ボビンから供給され、上糸と絡んで縫い目を形成する糸。
Drop feed
針板下の送り歯を主に使って材料を送る一般的な方式。
Grain break / Grain pattern
革表面に見られる細かな凹凸模様。天然のもの、揉み加工、型押しによるものがある。
別名・関連表記皺
Shrunken grain leather
薬品や熱などによって銀面を収縮させ、立体的なしぼを出した革。
別名・関連表記シュリンクレザー
Vegetable tanning
樹皮や木部などに由来する植物タンニンを主に用いる鞣し方法。
別名・関連表記タンニン鞣し
Shoulder
原皮の肩周辺の部位。首や肩の動きに由来するしわが現れることがある。
別名・関連表記肩
Vacuum drying
加熱した平板と減圧を利用して革を乾燥させる方法。
Drum dyed through
革の断面内部まで染料が浸透し、色が通っている状態。
Ruler / Straightedge
寸法測定や直線裁断のガイドに使う工具。金属製は刃物作業に向く。
Walking foot feed
上側の押さえと下側の送り機構で材料を送る方式。
Artificial leather
不織布などを基材とし、天然皮革に近い構造や感触を目指して作られた素材。
別名・関連表記人造皮革
Natural finish / Unfinished leather
塗膜を極力抑え、革本来の手触りや表情を生かした仕上げ。汚れや水分の影響を受けやすい場合がある。
別名・関連表記アニリン仕上げ
Suede
革の床面や床革表面を起毛させ、細かな毛羽を持たせた革。
Skiving / Splitting
革の厚みを薄くしたり、部分的に傾斜を付けたりする加工。
Skived thickness
漉いた後に残す革の厚み。薄くしすぎると強度不足や穴あきにつながる。
Skiving machine
革の厚みを部分的または全面的に薄くする機械。革製品製作ではベルナイフ式が広く使われる。
別名・関連表記革漉き機
Skiving width
革の端からどの範囲まで漉くかを表す幅。押さえ金の形状や位置で調整する。
Steer hide / Steer leather
去勢された成牛の皮、またはそれを原料とする革。安定した供給と面積から広く利用される。
別名・関連表記ステアハイド
Stitch
縫い目、または縫製によって表面に現れる線。
Stitching groover
革の縁に沿って溝を切り、縫い線の位置を整える工具。
別名・関連表記溝切り
Staking
乾燥した革を機械的にもみほぐし、柔らかさを出す工程。
Edge slicker / Burnisher
木や樹脂などで作られ、革のコバを摩擦で磨く工具。
別名・関連表記コバ磨き棒
Liming
石灰などを用いて毛や不要な成分を除きやすくし、皮を膨潤させる工程。
Adhesive
革同士や芯材を接着する材料。水性、溶剤系、ゴム系などがある。
別名・関連表記ボンド
Setting out
革のしわを伸ばし、余分な水分を押し出して平らに整える工程。
Semi-aniline finish
染料の透明感を残しながら、少量の顔料などで色や表面を整える仕上げ。
Fibrous layer
コラーゲン繊維を中心に構成される革内部の層。部位や動物によって密度や交絡が異なる。
Dyeing
染料を用いて革へ色を与える工程。芯まで染める場合と表層中心に染める場合がある。
Dye finish
透明性のある染料を用い、銀面の表情を生かしながら色を与える仕上げ。
Chamois leather
油鞣しなどで作られる柔らかな革。鹿や羊などを原料とし、拭き取り用途にも使われる。
別名・関連表記シャモア革
Compound feed / Triple feed
送り歯、押さえ、針などが協調して材料を送る方式。厚物やずれやすい材料の縫製に用いられる。
別名・関連表記三重送り
Wallet
現金、カード、身分証などを携帯するための入れ物の総称。革製品では使用頻度が高く、手に触れる回数も多いため、経年変化を身近に楽しみやすい。
Sacoche
薄い袋状の本体に長いストラップを付けた軽量なショルダーバッグ。必要最小限の荷物を携帯する用途に向く。
Billfold
主として紙幣を収納するための財布または区画。小銭入れを備えない財布を指すこともある。
Ring-bound planner
リング金具に交換可能なリフィルを綴じる手帳。革製品ではバインダー金具とカバーを組み合わせて作られる。
Document case
紙の書類を折れや汚れから守って持ち運ぶケース。封筒型、ファスナー型、マチ付きなどがある。
Shoulder bag
肩に掛けるための長いストラップを備えたバッグ。片肩掛けと斜め掛けの双方を含み、用途に応じて大きさや形が変わる。
Phone crossbody bag
スマートフォンを収納し、長いストラップで肩掛けまたは斜め掛けする小型ケースやバッグ。
Smart key case
自動車などの電子式スマートキーを収納するケース。厚みのある鍵に合わせ、マチやファスナーを備えるものが多い。
Smartphone case
スマートフォンを傷や衝撃から保護するケース。背面型、手帳型、袋型などがある。
Handheld pouch
手で持つ小型の鞄を指す日本独自の呼称。クラッチバッグに近いが、厚みや持ち手を備える製品も含む。
Strap
肩、首、手首などに掛けたり、製品を保持したりするための帯状または紐状の部品。
Shoulder strap
鞄を肩掛けまたは斜め掛けするための帯状部品。長さ調整金具やナスカンを組み合わせることが多い。
Bag feet
鞄の底面に取り付け、床への直接接触や擦れを軽減する金具。
Bill compartment
財布の中で紙幣を収納する区画。紙幣を折らずに入れる型と、折って収める型がある。
Bottom gusset
鞄の底部に設けるマチ。収納量と自立性に関わる。
Heavy-duty snap
比較的強い保持力を持つ大型のホック。厚手の革製品や鞄に用いられる。
Push lock
差し込み部を本体へ押し込んで固定する鞄用の留め金具。
Lock
鞄やケースを閉じた状態で保持する金具。鍵付き、差し込み式、回転式などがある。
Zipper slider
ファスナーの務歯を噛み合わせたり開いたりする可動部品。
Reinforcement material
製品の形を保ち、厚みや張り、強度を補うため内部に入れる材料の総称。
Bonded leather board
革繊維などをシート状に成形した芯材。財布や鞄の形状保持に用いられることがある。
Water-based adhesive
水を媒体とする接着剤。臭気が比較的少なく、革や布の貼り合わせに使われる。
Slider replacement
ファスナー本体を残し、摩耗や破損したスライダーのみを交換する修理。
Stain removal
革に付着した汚れや染みを軽減する処置。革の種類や染みの原因によって、完全に除去できない場合もある。
Reinforcement replacement
折れや変形が生じた芯材を取り外し、新しい芯材へ入れ替える修理。
Hook timing
針の上下運動と釜が上糸を捉える時刻関係。ずれると目飛びなどの原因になる。
Round creaser
先端形状によって革の縁へ丸みのある線を入れるネンの一種。
Tannery / Tanner
原皮を鞣し、染色や仕上げを行って革へ加工する製革業者、またはその職人。
別名・関連表記製革業者
Deliming
石灰漬け後の皮からアルカリ分を除き、次工程に適した状態へ整える工程。
Unhairing
原皮から毛を取り除く工程。
Double butt
左右のバットを背の中央でつないだ状態の裁断形状。
Vein marks
血管の跡が革表面に筋状に現れたもの。天然皮革の個体差の一つ。
別名・関連表記血管跡
Neutralisation
鞣し後の革の酸性度を調整し、染色や加脂に適した状態へ整える工程。
Gloss / Lustre
光の反射によって見える表面の光沢。仕上げ、摩擦、油分、使用期間などで変化する。
Hand stitching
針と糸を使い、人の手で縫い合わせる方法。レザークラフトでは二本針の平縫いが代表的。
Divider
革の縁から一定距離へ平行線を引いたり、寸法を移したりする工具。
Square decimetre
革の面積を表す単位。1デシは10cm×10cmに相当する。
別名・関連表記ds
Grinding stone
回転するベルナイフの刃先を研磨し、切れ味を保つ部品。
Lizard leather
トカゲの皮を原料とする革。細かな鱗模様を生かして小物や時計ベルトなどに使われる。
別名・関連表記リザード
Split leather
厚い皮を分割した際、銀面を含まない下層部分から作られる革。表面加工を施して使われることもある。
別名・関連表記スプリットレザー
Split velour
床革の表面を起毛させた革。
Flesh side
革の肉側にあたる面。繊維が起毛して見えることが多い。
別名・関連表記裏面
Top grain leather
皮の上層側から作られた革を示す表現。地域や業界によって使われ方に幅があるため、具体的な仕上げの確認が必要。
Growth marks / Neck wrinkles
主に首や肩周辺に現れる帯状のしわ。動物の動きや成長に由来する天然の表情。
別名・関連表記トラ目
Tanning drum
製革工程で皮革と薬剤を回転させながら処理する大型の回転容器。
別名・関連表記太鼓
Tablet sleeve
タブレット端末を保護して携帯するケース。薄いスリーブ型や、スタンド機能を備える型がある。
Duffel bag
円筒形または横長の柔らかな胴を持つ容量の大きいバッグ。旅行やスポーツ用品の携行に使われる。
Doctor bag / Dulles bag
口枠によって開口部が大きく開く、堅牢な手提げ鞄。医師鞄に由来する形式で、日本ではダレスバッグの名で定着している。
Planner cover
手帳本体を保護し、必要に応じてカードや筆記具も収納するカバー。差し込み式やバインダー式がある。
Daypack
日帰り程度の荷物を想定した比較的小型のバックパック。日常用リュックの呼称としても使われる。
Desk mat
机上に敷き、筆記面や機器、天板を保護する平面状の製品。革の大きな面と経年変化を楽しみやすい。
Travel wallet
旅券、通貨、カード、搭乗券など旅行時の貴重品をまとめて収納する大型の財布またはケース。
Trunk
箱型で堅牢な構造を持つ大型の旅行用収納具。革張りや金具補強を施した伝統的な形式もある。
Valet tray
鍵、硬貨、腕時計などの小物を一時的に置く浅い受け皿。革の四隅を留めて立体化する形式も多い。
Tote bag
上部が大きく開き、二本の持ち手を備えた袋型バッグ。簡潔な構造で荷物を出し入れしやすい。
Document case
書類やタブレットなどを収納する薄型ケース。書類ケースとほぼ同義で、仕事用の携行品として使われる。
Body panel
鞄や袋物の本体を構成する主要な面。前胴、後胴などに分けて呼ぶ。
Bottom panel
鞄やケースの底を構成する面。荷重や擦れを受けやすく、補強が施されることがある。
Piping
革や芯を包み、縫い合わせ部分へ挟み込む細い縁取り。輪郭の補強や装飾に用いられる。
D-ring
アルファベットのDに似た形状の環状金具。ストラップやナスカンの接続部に用いられる。
Zipper stop
ファスナーのスライダーが端から外れないようにする部材。上止めと下止めがある。
Flesh-side finishing agent
革の床面の毛羽立ちを抑え、滑らかに整えるための仕上げ剤。
Natural marks
傷、虫刺され跡、血筋、しわなど、生体時の痕跡が革に残ったもの。
別名・関連表記天然痕
Bevel skiving
革の端へ向かって徐々に薄くなるよう傾斜を付ける漉き加工。
別名・関連表記段漉き
Green hide / Fresh hide
剥皮後、乾燥や塩蔵をしていない生の状態の皮。
Tanning
皮のコラーゲン繊維を安定させ、腐敗しにくく、柔軟で実用的な革へ変える工程。
別名・関連表記なめし
Stitching hole
糸を通すために革へ開ける穴。工具やミシン針によって形状が異なる。
Seam allowance
縫製線の外側に確保する材料の余白。
Stitch length
一針ごとの送り量。レザークラフトではピッチとも呼ばれる。
Cutting die
プレス機などで革を同じ形に裁断するための刃型。
別名・関連表記刃型
Nubuck
銀面側を軽く研磨して、きめ細かな起毛感を出した革。
Vegetable-tanned natural leather
一般に植物タンニンで鞣し、表面を厚く塗装せず、革本来の色や表情を生かした革。呼称の範囲は販売者によって異なることがある。
別名・関連表記ナチュラルレザー
Creaser
革の縁へ装飾線や押さえ線を入れる工具。熱を加えて使うものもある。
別名・関連表記捻
Creasing
革の縁に沿って熱や圧力で線を入れ、装飾と輪郭の引き締めを行う作業。
別名・関連表記捻引き
Vernier caliper
革厚、金具、部材寸法などを精密に測る測定工具。
Long wallet
紙幣を折らずに収納できる長方形の財布。収納量を確保しやすく、カード段、札室、小銭入れなどを一体化した構造が多い。
Neck strap
首からIDケース、鍵、小型機器などを下げるための紐または帯。
Notebook cover
ノートの表紙を覆って保護するカバー。ノートを交換しながら革のカバーを長く使える。
Interior construction
財布や鞄の内部構造全体。収納部、裏地、芯材、縫製などを含む。
Split ring
金属線を二重の輪にした金具。鍵や小物を抜けにくく保持する。
Snap hook
レバー操作で開閉し、ストラップや鍵などを着脱するためのフック金具。
Sewing thread
革製品を縫い合わせるための糸。素材、太さ、撚り、表面処理によって強度や見た目が変わる。
Nylon thread
強度と伸縮性を持つ合成繊維の糸。用途に応じて手縫いやミシン縫いに使われる。
Restitching
切れた糸や弱った縫い目をほどき、再び縫い合わせる修理。
Foil stamping
熱と圧力を用いて金属箔や色箔を革表面へ転写する加工。
Water repellency
水滴を表面ではじき、内部へ浸透しにくくする性質。防水と同義ではない。
Knife-to-foot clearance
ベルナイフと押さえ金の間隔。漉き厚や安定性に影響する重要な調整箇所。
別名・関連表記クリアランス
Round hole punch
革へ丸い穴を開ける工具。金具の取り付けや縫い穴などに使う。
別名・関連表記丸抜き
Laminating / Bonding
複数の革や芯材を接着して一体化する工程。
Needle plate / Throat plate
針が通る穴を持ち、縫製する材料を下から支える金属板。
Side / Half hide
一枚の原皮を背線に沿って左右へ分けた形。牛革流通でよく見られる。
別名・関連表記サイド
Butt
原皮の腰から臀部周辺の部位。比較的繊維が緻密で、ベルトなどにも用いられる。
別名・関連表記臀部
Patina
使用によって生じる艶や色の深まりなど、素材表面に積み重なる風合い。
Hide, Skin and Leather
鞣す前の皮と、鞣した後の革をまとめて表す言葉。
Diamond awl
菱形断面の先端で、手縫い用の穴を一穴ずつ開ける工具。
Diamond stitching chisel
手縫い用の菱形の穴を一定間隔で開ける工具。
Sheep leather / Sheepskin
羊由来の革。軽く柔らかい性質を持ち、衣料や手袋などに用いられる。
別名・関連表記シープスキン
Saddle stitch
一本の糸の両端に針を付け、同じ穴へ左右から通して縫う代表的な革の手縫い方法。
別名・関連表記サドルステッチ
Flat-bed sewing machine
針板周辺が平らなベッド形状のミシン。平面的な部品の縫製に向く。
Pickling
酸と塩などを用いて皮のpHを調整し、主にクロム鞣しへ適した状態にする工程。
Stitch length / Stitch spacing
縫い目と縫い目の間隔。製品の大きさ、糸、革厚などに合わせて設定する。
別名・関連表記縫い目間隔
Pit tanning
槽に鞣し液を入れ、皮を浸して時間をかけて植物タンニンを浸透させる方法。
別名・関連表記槽鞣し
Full grain leather
銀面を研磨して大きく修正せず、天然の表面を生かした革。仕上げの有無とは別の概念。
Fleshing
原皮の肉面側に残る脂肪や肉片などを機械で除去する工程。
別名・関連表記裏打ち
French edger
革の裏面や段差を薄く削るための工具。幅や形状に種類がある。
Pig leather / Pigskin
豚由来の革。毛穴が三つ一組に見えやすく、通気性があり、裏革などにも使われる。
別名・関連表記ピッグスキン
Bridle leather
馬具用途を背景に持つ、植物タンニン鞣し革へ油脂やワックスを加えた革の呼称。製造仕様はタンナーにより異なる。
Brushing
ブラシでほこりを払い、表面を整えるお手入れ。革や用途に合う毛質を選ぶ。
Bull hide / Bull leather
雄の成牛の皮、またはそれを原料とする革。一般に厚みや力強い繊維感を持つ。
別名・関連表記ブルハイド
Bloom
革に含まれるワックスや油脂が表面に白く浮き出た状態。布で磨くと艶が現れることがある。
Pull-up effect
折り曲げたり伸ばしたりした部分の油脂やワックスが移動し、色が明るく変化して見える効果。
別名・関連表記プルアップレザー
Snake leather / Snakeskin
蛇の皮を原料とする革。鱗模様を生かして小物や装飾に使われる。
別名・関連表記パイソン
Edge beveler
革のコバの角を薄く削り、丸みを付ける工具。
別名・関連表記エッジベベラー
Turned edge
革の端を薄く漉いて内側へ折り返し、断面を見せずに仕上げる方法。
別名・関連表記折り返し
Full-area skiving
革の広い範囲、または全体をほぼ均一な厚みに薄くする漉き加工。
別名・関連表記全面漉き
Japanese leather knife
革や紙などの裁断に使われる交換刃式の工具。
Belly
原皮の腹部周辺。一般に柔らかく、繊維密度が比較的粗く、伸びやすい傾向がある。
別名・関連表記腹
Bell knife
円筒形の回転刃。革を押さえと送りの間へ通し、床面側を削る。
別名・関連表記丸刃
Velour leather
床面側を比較的長めに起毛させた革を指すことが多い。
Bends
背から腰、臀部にかけた繊維の締まった主要部位。左右に分けたものを指すことが多い。
別名・関連表記ベンド
Bating
酵素などを用いて不要なたんぱく質を除き、柔軟性や銀面の状態を整える工程。
Storage
革製品を使用しない間、直射日光、高温多湿、密閉を避けて形を整えながら置くこと。
Genuine leather / Real leather
天然皮革を表す一般的な呼び方。英語のgenuine leatherは文脈によって受け取られ方が異なるため、素材の具体的な種類も併記すると分かりやすい。
別名・関連表記天然皮革
Natural vegetable-tanned leather
植物タンニン鞣しの革のうち、無染色や無塗装など、素材本来の状態を強く生かした革を指す際に使われる呼び方。統一規格名ではないため仕様確認が必要。
別名・関連表記無垢革
Water-repellent spray
革表面へ撥水性を与えるケア用品。革種や仕上げによって使用可否が異なる。
Bobbin
下糸を巻き付けて釜へ装着する小型の糸巻き。
Post-bed sewing machine
針板部分が柱状に高くなったミシン。立体物や曲面の縫製に用いられる。
Handbag
手に持つための短い持ち手を備えたバッグの総称。婦人用鞄を指して広く用いられることもある。
Bucket bag
バケツのような縦長の胴と丸みのある底を持つバッグ。巾着式の開口部を組み合わせる形が多い。
Backpack
背中に背負うバッグの総称。日本ではリュックサックとほぼ同義で使われる。
Bag
荷物を収納して携帯する製品の総称。日本語の鞄とほぼ同義だが、袋状の軽い製品まで広く含めて使われる。
Horseshoe coin case
馬蹄に似た輪郭を持ち、内蓋で硬貨を受ける伝統的な小銭入れ。精密な型取りと仕立てが求められる。
Pass holder
交通系ICカードや定期券などを収納するケース。窓付き、ストラップ付き、複数枚収納型などがある。
Passport holder
旅券を保護し、航空券やカード類をまとめて携帯するためのケース。
Laptop sleeve
ノートパソコンを傷や衝撃から守る携帯用ケース。クッション材や芯材を併用することが多い。
Business bag
書類、筆記具、パソコンなど仕事用品の携行を想定したバッグ。手提げ、肩掛け、背負い型など形式は幅広い。
Bifold wallet
本体を二つに折って携帯する財布。収納力と携帯性の均衡を取りやすく、革財布の代表的な形式の一つ。
Pencil case
鉛筆やペンなどの筆記具を収納する容器。ペンケースとほぼ同義で用いられる。
Card and coin case
カードポケットとファスナー収納などを薄い本体にまとめたケース。財布の機能を簡略化した携行品として使われる。
Book cover
本の表紙を覆い、汚れや傷から守るカバー。文庫、新書、単行本など判型に合わせて作られる。
Briefcase
書類を持ち運ぶための横長の手提げ鞄。薄い箱型またはマチ付きで、ビジネスバッグの代表的形式。
Bracelet
手首に装着する装身具。革製では帯状、編み込み、紐状などの形式がある。
Belt
腰まわりに巻いて衣服を保持したり、装飾したりする帯状の製品。革帯、バックル、ループなどで構成される。
Pen case
筆記具をまとめて収納するケース。ファスナー式、差し込み式、巻き式などがあり、収納本数に応じて形が変わる。
Boston bag
底が広く、胴に丸みを持たせた手提げ旅行鞄。ファスナー開閉と二本手を備える形式が代表的。
Box coin case
蓋を開くと受け皿状に大きく展開し、硬貨を見渡しやすい小銭入れ。折り構造とホックを用いるものが多い。
Sling bag
一本のストラップで身体に沿わせて持つ小型バッグ。胸側や背中側へ素早く回しやすく、携帯性を重視した形が多い。
Pochette
小型の袋や小さなショルダーバッグを指す言葉。衣服のポケットを語源とし、日常用の小型バッグに広く使われる。
Pouch
小物をまとめて収納する比較的小型の袋やケース。用途を限定せず、化粧品、道具、充電器などの整理に使われる。
Stationery
筆記、記録、整理などに使う道具の総称。革製品ではペンケース、手帳カバー、ブックカバーなどが含まれる。
Business accessories
仕事で使用する携行品や収納用品の総称。名刺入れ、書類ケース、ブリーフケースなどが代表的。
Handle
鞄を手で持つための持ち手。芯材の有無、革の重ね方、取り付け方法によって握り心地や耐久性が変わる。
Piping
縫い合わせ部分へ細い芯や包み材を挟み、輪郭を整える構造。玉縁とも呼ばれる。
Pen loop
手帳カバーやノートカバーに設ける筆記具保持用の輪や差し込み部。
Buckle
ベルトやストラップの長さ調整、固定に使う金具の総称。
Tang buckle
ベルト穴へピンを差し込んで固定する、バックルの一種。
Buckle
尾錠やバックルを指す表記。鞄やベルトの留め具として使われる。
Eyelet
革や布に開けた穴の周囲を補強する環状金具。紐通しや装飾に使われる。
Snap fastener
押し合わせて留め、引き離して外す開閉金具の総称。
Snap fastener
内部のバネ構造によって着脱するホック金具。革小物や鞄の開閉に広く使われる。
Turn lock
つまみを回転させて開閉する留め金具。鞄のかぶせなどに使われる。
Zipper
務歯をスライダーで噛み合わせて開閉する部材。鞄、財布、ケースなどに広く用いられる。
Zipper pull
ファスナーのスライダーを操作するためのつまみ。金属、革、紐などで作られる。
Zipper tape
ファスナーの務歯を保持し、製品へ縫い付ける帯状部分。
Reinforcement
負荷のかかる箇所の強度を高めるために加える材料。革、布、樹脂シートなどが使われる。
Fiberboard reinforcement
紙繊維などを圧縮した板状の芯材。鞄やケースの補強に用いられる。
Nonwoven fabric
繊維を織らずに接着または絡み合わせて作るシート状材料。裏材や補強材として用いられる。
Polyester thread
耐摩耗性や耐候性に優れ、革製品の縫製に広く用いられる合成繊維の糸。
Zipper replacement
破損や摩耗したファスナーを新しいものへ取り替える修理。製品構造によっては大きな分解を伴う。
Snap replacement
留まりが弱くなった、または破損したホックを新しいものへ交換する修理。
Colour restoration
色落ちや擦れで薄くなった部分へ色を補う修理。元の色や質感を完全に再現できない場合もある。
Whole hide / Whole skin
原皮を左右に分けず、一枚の形で仕上げた革。
別名・関連表記丸皮
Round awl
丸い断面の先端を持ち、印付けや穴の調整に使う錐。
Round knife / Head knife
半円形の刃を持ち、裁断や漉きに用いる革工具。
Water stain
水分の浸透や乾燥差によって、革表面に輪染みや色むらが生じた状態。
Soaking
保存された原皮へ水分を戻し、汚れや塩分を除いて加工しやすくする工程。
Channel skiving
革の一部を線状または溝状に薄くする加工。折り位置や縫製部の調整に使われる。
Metal-free
所定の基準に基づき、鞣し工程で対象となる金属を用いない、または含有を抑えた革を示す表現。基準の確認が必要。
Skipped stitch
一部の針目で上糸と下糸が正しく絡まず、縫い目が形成されない不具合。
Edge sealing / Filling
コバの繊維や凹凸を埋め、塗料や仕上げ剤が均一に乗るよう下地を整える作業。
Milled leather
革をドラムなどでもみ、自然な細かいしぼと柔らかさを出した革。
別名・関連表記ミルドレザー
Mouse pad
コンピューターマウスを安定して操作するために机上へ敷く製品。革製では表面の滑りと底面の安定性が重要になる。
Money clip
紙幣を金具や革の折り構造で挟んで保持する携行品。カード収納を組み合わせた財布型もある。
Trifold wallet
本体を三つに折り畳む財布。小さな外形にまとめやすい一方、収納量によって厚みが出やすい。
Mini wallet
必要最低限の紙幣、硬貨、カードを小さな外形に収めた財布の総称。収納方法や折り構造にはさまざまな形式がある。
Mini bag
スマートフォンや小型財布など、必要最小限の荷物を収める小型バッグの総称。
Business card holder
名刺を折れや汚れから守り、携帯するためのケース。名刺の束を収める主室と、受け取った名刺を分ける区画を備えることが多い。
Eyeglasses case
眼鏡を傷や変形から守りながら携帯するケース。芯材で形を保つものと、革の柔らかさを生かした袋状のものがある。
Messenger bag
斜め掛けして身体に沿わせる横長のバッグ。大きなフラップと調整可能なストラップを備える形式が代表的。
Front panel
鞄や袋物の正面側を構成する胴部分。
Window frame
パスケースやIDケースでカード面を見せるために設ける開口部の縁。
Round ring
円形の接続金具。ストラップ、チャーム、持ち手などの連結に用いられる。
Magnetic snap
磁力によって開閉する留め金具。鞄や財布のかぶせなどに用いられる。
Zipper teeth
ファスナーの左右に並び、互いに噛み合う歯状部分。エレメントとも呼ばれる。
Machine sewing thread
ミシン縫製に適した太さ、撚り、表面処理を持つ糸。
Handle replacement
摩耗やひび割れが進んだ鞄の持ち手を新しく作り直して交換する修理。
Hot branding
加熱した金属版などを革へ押し当て、熱で文字や模様を付ける加工。
別名・関連表記ホットスタンプ
Goat leather / Goatskin
山羊由来の革。薄くても比較的強く、特徴的なしぼを持つものが多い。
別名・関連表記ゴートスキン
Oil content
革の柔軟性や感触に関わる油脂分。過不足はべたつき、色変化、乾燥感などにつながる。
Pricking iron / French-style chisel
細長い斜め方向の縫い穴や目印を付ける工具。製品や工具により使い方が異なる。
別名・関連表記フレンチ目打ち
Round maul
革工具を打つための円筒形ヘッドを持つ槌。
別名・関連表記モール
Lambskin / Lamb leather
若い羊の皮、またはそれを原料とする革。薄く柔らかく、きめの細かいものが多い。
別名・関連表記ラムスキン
Hand roller
貼り合わせた革へ圧力をかけ、接着面を密着させる工具。
Zip-around wallet
本体の三辺をファスナーで囲むように開閉する財布。収納物を保持しやすく、長財布とコンパクト財布の双方に用いられる。
Backpack
二本の肩紐で背負うバッグ。両手を空けて荷重を左右の肩へ分散でき、容量や用途により多様な形がある。
Travel bag
旅行時の衣類や身の回り品を収納する容量の大きな鞄の総称。ボストンバッグ、ダッフルバッグ、トランクなどを含む。
Roll pen case
筆記具を並べて差し込み、革や布を巻いて留めるペンケース。収納物を個別に保持しやすい。
Double-cap rivet
表裏の両側に丸い飾り頭が現れるカシメ。
Double-sided tape
両面に粘着層を持つテープ。縫製前の仮止めや位置決めに用いられる。
Waxed thread
表面へ蝋を含ませ、毛羽立ちを抑え、糸通りや耐摩耗性を高めた縫い糸。
Waxed leather
表面や内部にワックスを用い、独特の艶、感触、色変化などを持たせた革。
Crocodilian leather
ワニ類の皮を原料とする革の総称。クロコダイル、アリゲーター、カイマンなどで斑の形状が異なる。
別名・関連表記ワニ革
BRAND TERMINOLOGY
以下は一般的な皮革用語ではなく、LAST Drip Designsのブランド思想、素材表現、独自製法を説明するための用語です。
LAST Drip Designs
2020年1月創業。福岡県北九州市を拠点に、本ヌメ革を中心とした革製品の企画・製作・販売を行うブランド。名称には「最後の一滴」という意味が込められている。
The Last Drip
LAST Drip Designsというブランド名の由来となる言葉。素材、技術、時間、使い手の記憶まで、最後の一滴まで使い切り、受け継いでいく姿勢を表している。
Non-Foundation Leather
LAST Drip Designsが本ヌメ革を表現する際に用いる独自呼称。ファンデーションで覆わない素肌のように、無染色・無塗装に近い革本来の表情を生かし、使い手の時間によって色艶が育つ素材観を示している。一般的な革分類では本ヌメ革に位置づけられる。
Craft Bridle Leather
ブライドルレザーの考え方を土台に、LAST Drip Designsが自社配合の染料・顔料と蝋引き工程によって仕立てる独自の染色革。素材の表情を残しながら、色、艶、蝋の浮き方、使用による変化を手仕事で調整している。一般的なブライドルレザーと共通する要素を持つ一方、同一仕様ではない。
FOR THE LEGACY
「受け継がれる前提。」という考え方を示すLAST Drip Designsのブランドコンセプト。購入時の完成だけでなく、使い続ける時間、手入れ、修理、その先で誰かへ託される可能性まで含めて製品を設計する姿勢を表す。
A lifetime object
一度手にしたものを長く使い、手入れや修理を重ねながら生活の一部として育てていく考え方。
Leather to grow with
使う人の時間や触れ方によって色艶や形が変化し、その人だけの表情へ育っていく革を表す言葉。
The joy of using leather
革製品を所有するだけでなく、日々触れ、使い、変化を感じながら付き合う時間そのものを楽しむ考え方。
Repair and keep using
傷みや故障を理由にすぐ手放すのではなく、直しながら役割と記憶を受け継いでいく考え方。
Enjoying patina
色艶や手触りの変化を劣化だけとして捉えず、使った時間が刻まれる魅力として味わう考え方。
Hon-numegawa culture
本ヌメ革を使い、手入れし、修理し、次の世代へ受け継ぐまでの営みを文化として捉えるLAST Drip Designsの考え方。
分野を開き、気になる言葉をタップすると上の解説へ移動します。
掲載している内容は、一般的な皮革用語をもとに、 LAST Drip Designsの知見を加えて整理したものです。
用語や分類、表現には、国や地域、タンナー、メーカーなどによって 異なる考え方や諸説が存在します。 ブランド独自用語については、その旨を明記しています。
© LAST Drip Designs Co., Ltd.
無断転載・複製・二次利用を禁じます。
Story Direction & Writing : Takahiro Ikeda
辞書生成には一部AI技術を活用し、職人の視点と言葉で再構成しています。
内容には諸説ある考え方が含まれます。
この辞書が“知るきっかけ”となり、それぞれの理解につながれば幸いです。