LEATHER ENCYCLOPEDIA|革を学ぶ百科事典

LEATHER ENCYCLOPEDIA

革を学ぶ百科事典

革の種類、部位、鞣し、仕上げ、手仕事、道具、ミシン、漉き機、財布、鞄、金具、資材、部材、修理まで。日本語の読み方と英語表記を添えて、革と革製品にまつわる基本用語を紹介します。

収録 394語

味入れ(あじいれ)

Conditioning

乾燥後の革へ適度な水分を戻し、次の機械加工を行いやすくする工程。

圧着(あっちゃく)

Pressing / Bonding pressure

接着した部材へ均一に圧力を加え、密着させる工程。

厚み(あつみ)

Thickness

革の厚さ。製品の用途や部位に合わせ、漉きによって調整する。

別名・関連表記革厚

アニリン仕上げ(あにりんしあげ)

Aniline finish

透明感のある染料を主体とし、銀面の表情を見せる仕上げ。

油鞣し(あぶらなめし)

Oil tanning

魚油などの油脂を利用して鞣す方法。セーム革などに用いられる。

荒らし(あらし)

Roughing

接着面を削ったり擦ったりして、接着剤が密着しやすい状態に整える作業。

別名・関連表記目荒らし

アリゲーター(ありげーたー)

Alligator leather

アリゲーターの皮を原料とする革。腹部の斑が比較的大きく整いやすい。

アルデヒド鞣し(あるでひどなめし)

Aldehyde tanning

アルデヒド系鞣剤を用いる鞣し方法。クロムを使わない鞣しの一つとして用いられる。

糸調子(いとちょうし)

Thread tension

上糸と下糸が材料内部で適切に交差するよう、糸の張力を調整すること。

色移り(いろうつり)

Dye transfer

革の染料や顔料が、接触する衣類や他素材へ移ること。

色落ち(いろおち)

Colour transfer / Colour loss

摩擦、水分、汗などによって革の色が薄くなったり、衣類などへ移ったりする現象。

色焼け(いろやけ)

Light-induced colour change

日光や紫外線などにより革の色が変化すること。生成りの植物タンニン革では色が深まる場合がある。

別名・関連表記日焼け

ウェットブルー(うぇっとぶるー)

Wet blue

クロム鞣し後、染色や仕上げ前の湿潤状態の革。青みを帯びることからこう呼ばれる。

ウェットホワイト(うぇっとほわいと)

Wet white

クロムを用いない鞣しなどにより、白色から淡色を呈する湿潤状態の革。

打ち台(うちだい)

Punching board / Anvil

穴あけや金具打ちの際に材料を支える台。用途に応じて樹脂板や金属台を使い分ける。

腕ミシン(うでみしん)

Cylinder-bed sewing machine

筒状の細いベッドを持ち、鞄、靴、立体物の縫製を行いやすいミシン。

別名・関連表記シリンダーベッド

馬革(うまがわ)

Horse leather

馬由来の革。部位や仕上げによって、しなやかな衣料革からコードバンまで多様な用途がある。

別名・関連表記ホースレザー

馬毛ブラシ(うまげぶらし)

Horsehair brush

柔らかな馬毛を用いたブラシ。ほこり落としや仕上げのブラッシングに使われる。

上糸(うわいと)

Upper thread / Needle thread

針を通って供給され、下糸と絡みながら縫い目を形成する糸。

エイ革(えいがわ)

Stingray leather

エイの皮を原料とする革。硬い粒状の表面を持ち、研磨して模様を生かすことがある。

別名・関連表記スティングレイ

エイジング(えいじんぐ)

Aging

使用や時間の経過により、色、艶、柔らかさなどが変化していくこと。

別名・関連表記経年変化

エキゾチックレザー(えきぞちっくれざー)

Exotic leather

ワニ、ヘビ、トカゲなど、牛・豚・馬・羊・山羊以外の特徴的な動物革をまとめて呼ぶ際に使われる言葉。

別名・関連表記特殊皮革

エナメル革(えなめるがわ)

Patent leather

表面に光沢の強い樹脂塗膜などを形成した革。

別名・関連表記パテントレザー

塩蔵皮(えんぞうひ)

Salted hide / Salted skin

腐敗を抑えるため、塩を用いて保存した原皮。

オイルケア(おいるけあ)

Leather oiling

革へオイルを補うお手入れ。色が濃くなる場合があるため、目立たない場所で確認して少量ずつ行う。

オイルレザー(おいるれざー)

Oil leather

製造時に比較的多くの油分を加え、しっとりした感触や柔軟性を持たせた革の総称。

別名・関連表記オイルドレザー

丘染め(おかぞめ)

Surface dyeing

革の表面側を中心に着色し、断面には素材色が残る染色表現。

別名・関連表記表面染め

送り歯(おくりば)

Feed dog

針板下から材料へ接触し、縫い目一つ分ずつ送る部品。

送りローラー(おくりろーらー)

Feed roller

革をベルナイフ方向へ送る回転部品。材質や表面形状に種類がある。

押さえ(おさえ)

Presser foot

縫製中の材料を押さえ、送りを安定させる部品。用途に応じて形状を交換する。

別名・関連表記押さえ金

押さえ圧(おさえあつ)

Presser foot pressure

押さえが材料へ加える圧力。革の厚みや柔らかさに合わせて調整する。

押さえ金(おさえがね)

Presser foot

漉く幅、形状、傾斜などを決めながら革を支える部品。形状の異なる種類がある。

別名・関連表記漉き機押さえ

アタッシェケース(あたっしぇけーす)

Attaché case

硬い箱型の本体と蝶番式の開閉構造を持つ書類鞄。形状保持性が高く、書類や機器を保護しやすい。

印鑑ケース(いんかんけーす)

Seal case

印鑑を保護して携帯・保管するための小型ケース。朱肉を備えた形式や、がま口金具を用いる形式もある。

ウエストバッグ(うえすとばっぐ)

Waist bag

腰まわりにベルトで装着する小型バッグ。斜め掛けにしてボディバッグのように使われることもある。

腕時計ベルト(うでどけいべると)

Watch strap

腕時計を手首へ装着するための細いベルト。肌への当たり、汗、曲げに配慮した革や仕立てが求められる。

エプロン(えぷろん)

Apron

衣服の前面を汚れや摩擦から守る作業着。革製は耐摩耗性を生かし、工房や厨房などで用いられる。

L字ファスナー財布(えるじふぁすなーさいふ)

L-zip wallet

本体の二辺をL字状のファスナーで開閉する財布。ラウンドファスナー式より開閉範囲を抑え、薄く仕立てやすい。

後胴(うしろどう)

Back panel

鞄や袋物の背面側を構成する胴部分。

アイレット(あいれっと)

Eyelet

ハトメを指す英語由来の呼称。穴の補強や紐通しに用いられる。

エレメント(えれめんと)

Zipper elements

ファスナーを構成する歯状部分。日本では務歯とも呼ばれる。

裏地(うらじ)

Lining

製品の内側に貼る布や革などの材料。見た目、手触り、耐久性、内容物の保護に関わる。

裏革(うらがわ)

Lining leather

製品の裏側や内側に用いる革。表革との相性や厚み、柔軟性を考えて選ばれる。

麻糸(あさいと)

Linen thread

麻繊維から作られる糸。手縫いで使われ、蝋を引いて毛羽立ちや摩耗を抑えることがある。

糸切れ(いとぎれ)

Broken stitching

摩擦や経年によって縫い糸が切れた状態。早めに縫い直すことで、部材の剥離や変形を防ぎやすい。

裏地交換(うらじこうかん)

Lining replacement

破れや劣化が生じた鞄や財布の裏地を取り外し、新しい裏地へ交換する修理。

カイマン(かいまん)

Caiman leather

カイマンの皮を原料とする革。骨質が発達した個体もあり、表情や加工特性が異なる。

カウ(かう)

Cow hide / Cow leather

雌の成牛の皮、またはそれを原料とする革。一般語として牛革全般を指す場合もある。

別名・関連表記カウハイド

返し縫い(かえしぬい)

Backstitch

縫い始めや縫い終わりを重ねて縫い、糸がほどけにくいよう補強する方法。

返し縫いレバー(かえしぬいればー)

Reverse lever

送り方向を逆転させ、返し縫いを行うための操作部。

陰干し(かげぼし)

Air drying in shade

濡れた革を直射日光や強い熱を避け、風通しのよい日陰で乾かす方法。

加脂(かし)

Fatliquoring

油剤を革内部へ分散させ、柔軟性や風合いなどを調整する工程。

別名・関連表記ファットリカー

型押し(かたおし)

Embossing

加熱した型やローラーで革表面へ模様を付ける加工。天然のしぼを再現したものや装飾柄がある。

別名・関連表記エンボス

型紙(かたがみ)

Pattern

製品の形状、縫い代、穴位置などを定めるための設計用テンプレート。

別名・関連表記パターン

カッターナイフ(かったーないふ)

Utility knife

交換式の刃を用いる裁断工具。直線裁断や型紙作りなど幅広く使われる。

カビ(かび)

Mould / Mildew

湿気、汚れ、栄養分などの条件が重なって革表面に発生する菌類。保管環境の通気と湿度管理が重要。

(かま)

Hook / Shuttle

上糸の輪を捉えて下糸と絡ませ、縫い目を作るミシン内部の機構。

乾拭き(からぶき)

Dry wiping

柔らかい布で表面のほこりや軽い汚れを拭き取る基本的なお手入れ。

(かわ)

Hide / Skin

鞣す前の動物の皮。英語では一般に、大きな動物の皮をhide、小さな動物の皮をskinと表すことがある。

別名・関連表記表皮

(かわ)

Leather

動物の皮を脱毛し、鞣して腐敗しにくく、柔軟性や耐久性を持たせた素材。

別名・関連表記レザー

革包丁(かわぼうちょう)

Leather knife

革の裁断、漉き、断面調整などに使う片刃または両刃の刃物。

革用ミシン(かわようみしん)

Leather sewing machine

革の厚みや送りに対応した工業用・職業用ミシンの総称。製品により用途や対応厚が異なる。

別名・関連表記レザーミシン

カンガルー革(かんがるーがわ)

Kangaroo leather

カンガルー由来の革。薄さに対して強度を得やすく、スポーツ用品などにも使われる。

別名・関連表記カンガルーレザー

乾燥(かんそう)

Drying

鞣しや染色後の革から水分を除く工程。方法によって風合いや面積が変わる。

カーフ(かーふ)

Calfskin

若い牛の皮から作られる、きめが細かく比較的しなやかな革。

ガラス板(がらすいた)

Glass slicker / Glass plate

床面やコバを擦って繊維を寝かせたり、平らな作業面として使ったりする工具。

ガラスレザー(がらすれざー)

Corrected grain / Polished leather

銀面を研磨して平滑に整え、塗装や磨きによって均一な艶を出した革。呼称や工程には幅がある。

別名・関連表記ガラス張り革

菊寄せ(きくよせ)

Pleated corner turning

曲線のヘリ返しで余分を細かく寄せ、花びら状に整える技法。

キッド(きっど)

Kidskin

子山羊の皮、またはそれを原料とする革。きめが細かく、しなやかなものが多い。

キップ(きっぷ)

Kipskin

カーフより成長した若い牛の皮を原料とする革。カーフと成牛革の中間的な性質を持つ。

木槌(きづち)

Wooden mallet

目打ち、刻印、金具工具などを叩く木製の槌。

生成り(きなり)

Natural / Undyed

染色による着色を行わず、素材本来の淡い色を生かした状態。革では鞣し方法や仕上げにより色調が異なる。

別名・関連表記無染色

起毛革(きもうがわ)

Napped leather / Buffed leather

表面を研磨して毛羽立たせた革の総称。スエード、ヌバック、ベロアなどが含まれる。

牛革(ぎゅうがわ)

Bovine leather

牛由来の革の総称。年齢、性別、用途などによってカーフ、キップ、ステア、カウなどの呼称が使われる。

別名・関連表記牛皮,カウハイド

銀付き革(ぎんつきがわ)

Grain leather

天然の銀面を残した革。銀面の加工状態によってフルグレインなどに分類される。

別名・関連表記銀付き

銀面(ぎんめん)

Grain surface

毛を取り除いた側に残る革の表面。毛穴やしぼ、傷など、革本来の表情が現れる。

別名・関連表記表面

食い込み(くいこみ)

Over-skiving / Dig-in

漉き機が革へ急に深く入り、部分的に薄くなりすぎたり穴が開いたりする状態。

クラスト(くらすと)

Crust leather

鞣し、再鞣し、染色、加脂、乾燥などを終え、表面仕上げ前の段階にある革。

クリッカー(くりっかー)

Clicker press

抜型を用いて革や芯材を裁断するプレス機。

別名・関連表記裁断機

クリーム(くりーむ)

Leather cream

革へ油分やろう分などを補い、表面を整えるためのケア用品。革との相性を確認して少量から使う。

クロコダイル(くろこだいる)

Crocodile leather

クロコダイル属などのワニ皮を原料とする革。整った腹部の斑模様が特徴。

クロム鞣し(くろむなめし)

Chrome tanning

クロム系鞣剤を用いる代表的な鞣し方法。柔軟性や耐熱性を得やすく、幅広い用途に使われる。

クロムフリー(くろむふりー)

Chrome-free

クロム鞣剤を使用せずに鞣されたことを示す表現。使用した鞣剤や工程は製品ごとに異なる。

毛穴(けあな)

Pore / Hair follicle mark

毛が生えていた跡として銀面に現れる点や模様。動物種を見分ける手掛かりになる。

研磨(けんま)

Grinding / Sharpening

ベルナイフなどの刃先を砥石で整え、切削性能を回復させる作業。

別名・関連表記刃研ぎ

原皮(げんぴ)

Raw hide / Raw skin

製革の原料となる、鞣す前の皮。

刻印(こくいん)

Stamping / Marking

文字、模様、ロゴなどを圧力や熱で革へ付ける加工。

コバ(こば)

Leather edge

裁断された革の断面。磨き、染色、塗料、ヘリ返しなどで仕上げる。

別名・関連表記革断面

コバ塗り(こばぬり)

Edge painting

革の断面へ専用塗料を重ね、平滑で均一な表面に仕上げる方法。

別名・関連表記エッジペイント

コバ磨き(こばみがき)

Edge burnishing

革の断面を整え、水分、ワックス、仕上げ剤などを使って摩擦で滑らかにする工程。

別名・関連表記磨き仕上げ

駒合わせ縫い(こまあわせぬい)

Butt stitch

革の断面同士を突き合わせ、立体物などを組み立てる縫い方。

コレクテッドグレイン(これくてっどぐれいん)

Corrected grain leather

銀面を研磨して表情を整え、塗装や型押しなどで仕上げた革。

別名・関連表記修正銀

コンディショナー(こんでぃしょなー)

Leather conditioner

革の柔軟性や保湿状態を整えるためのケア用品の総称。配合や用途は製品ごとに異なる。

コンビネーション鞣し(こんびねーしょんなめし)

Combination tanning

複数の鞣し方法を組み合わせ、それぞれの特性を生かす方法。

別名・関連表記複合鞣し

コードバン(こーどばん)

Cordovan / Shell cordovan

馬の臀部内部にある緻密な層を削り出し、磨き上げて作る革。一般的な銀面革とは構造が異なる。

別名・関連表記シェルコードバン

合成皮革(ごうせいひかく)

Synthetic leather

布などの基材に合成樹脂を塗布し、革に似た外観や性質を持たせた素材。

別名・関連表記合皮,フェイクレザー

ゴムのり(ごむのり)

Rubber cement

革の仮止めや接着に用いられるゴム系接着剤。製品ごとに用途と接着方法が異なる。

別名・関連表記ラバーセメント

(かばん)

Bag

物を収納し、手や肩、背中などで持ち運ぶための入れ物の総称。用途、持ち方、開口部、マチ、素材によって多くの種類に分かれる。

かぶせ長財布(かぶせながざいふ)

Flap long wallet

本体を覆うかぶせ蓋で開閉する長財布。ホックや差し込みなどで留める形式があり、革の面を広く見せやすい。

カメラケース(かめらけーす)

Camera case

カメラ本体やレンズを保護して携帯するケース。機器の形に合わせた立体的な型や、鞄型がある。

革鞄(かわかばん)

Leather bag

本体の主要部分に革を用いた鞄。革の厚さ、硬さ、裏地、芯材、縫製方法によって形状保持性や重量、使い心地が変わる。

革手袋(かわてぶくろ)

Leather gloves

手を保護し、保温や装飾にも用いる革製の手袋。用途に応じて柔軟性、耐摩耗性、厚さの異なる革が選ばれる。

カードケース(かーどけーす)

Card case

各種カードをまとめて収納するケースの総称。名刺入れ、クレジットカードケース、診察券入れなど用途により構造が異なる。

がま口(がまぐち)

Metal-frame purse

二つの玉や口金を指で開閉する金属製の口枠、またはそれを用いた財布や袋物。開口部を大きく開きやすい。

巾着バッグ(きんちゃくばっぐ)

Drawstring bag

開口部に通した紐を引いて閉じる巾着構造のバッグ。柔らかな輪郭を生かしやすく、手提げや肩掛けとして作られる。

キーケース(きーけーす)

Key case

鍵をまとめて収納し、周囲の持ち物を傷つけにくくするケース。キー金具、リング、ホックなどを組み合わせて作られる。

キーホルダー(きーほるだー)

Key holder

鍵や小物をまとめたり、鞄などへ取り付けたりするための保持具。革片とリング、金具を組み合わせたものが多い。

キーリング(きーりんぐ)

Key ring

鍵を通してまとめる環状の金具、またはその金具を用いた製品。二重リング式が一般的。

クラッチバッグ(くらっちばっぐ)

Clutch bag

持ち手を持たず、手で抱える、または掴んで持つ薄型バッグ。ストラップを補助的に備えるものもある。

コインケース(こいんけーす)

Coin case

硬貨を携帯するためのケース。小銭入れとほぼ同義で、カードや折った紙幣を併用収納する製品もある。

コンパクト財布(こんぱくとさいふ)

Compact wallet

携帯性を重視して小型化した財布。ミニ財布とほぼ同義で使われることもあるが、薄さや収納効率を強調する場合にも用いられる。

コースター(こーすたー)

Coaster

グラスやカップの下に敷き、水滴や熱から卓上を守る小型の敷物。革では水分による染みや変化にも注意する。

革小物(かわこもの)

Leather goods

財布、キーケース、名刺入れ、ペンケースなど、革で作られた比較的小型の製品をまとめて呼ぶ言葉。

口枠(くちわく)

Bag frame

鞄やがま口などの開口部の形を保ち、開閉を支える枠状の部品。

カード段(かーどだん)

Card slots

財布やカードケースの内部に設けられた、カードを段状に差し込む収納構造。

小銭室(こぜにしつ)

Coin compartment

財布の中で硬貨を収納する区画。ファスナー、ホック、かぶせなどで開閉する。

外装(がいそう)

Exterior construction

製品の外側を構成する部分。主素材、縫製、コバ、金具などが外観と耐久性に関わる。

カラビナ(からびな)

Carabiner

開閉式のゲートを備えた環状金具。鍵や小物を鞄やベルトへ取り付ける用途に使われる。

カシメ(かしめ)

Rivet

軸と頭を打ち合わせ、革や部材を固定する金具。補強や装飾に用いられる。

片面カシメ(かためんかしめ)

Single-cap rivet

表側に飾り頭があり、裏側が平らまたは簡素な形状のカシメ。

ギボシ(ぎぼし)

Sam Browne stud

突起状の頭へ穴を掛けて留める金具。ベルトやかぶせの開閉に用いられる。

口金(くちがね)

Metal frame

がま口や鞄の開口部に取り付ける金属製の枠。

クッション材(くっしょんざい)

Padding material

衝撃を和らげ、厚みや柔らかさを与える材料。ウレタンやフェルトなどが用いられる。

ゴム糊(ごむのり)

Rubber cement

ゴム系の接着剤。仮止めや革同士の接着に用いられる。

コバ剤(こばざい)

Edge finishing agent

革の断面を保護し、色や艶を整えるために用いる仕上げ剤の総称。

金具交換(かなぐこうかん)

Hardware replacement

破損や摩耗したホック、ナスカン、バックルなどの金具を取り替える修理。

コバ補修(こばほしゅう)

Edge repair

摩耗、毛羽立ち、剥がれなどが生じたコバを整え直す修理。研磨、染色、塗り直しなどを行う。

革当て(かわあて)

Leather patch repair

傷みや破れのある箇所へ革を重ね、補強または補修する方法。

裁断(さいだん)

Cutting

型紙や抜型に合わせて革を切り出す工程。部位、伸び方向、傷などを見極めて配置する。

再鞣し(さいなめし)

Retanning

一度鞣した革へ追加の鞣剤などを作用させ、柔らかさ、締まり、風合いを調整する工程。

別名・関連表記リタンニング

魚革(さかながわ)

Fish leather

魚の皮を鞣して作る革の総称。魚種ごとに鱗跡や繊維構造が異なる。

別名・関連表記フィッシュレザー

サドルレザー(さどるれざー)

Saddle leather

鞍や馬具に由来する名称で、厚手で堅牢な植物タンニン鞣し革を指すことが多い。統一された単一仕様ではない。

サーボモーター(さーぼもーたー)

Servo motor

工業用ミシンに使われる速度制御しやすいモーター。低速運転を行いやすい。

シェービング(しぇーびんぐ)

Shaving

鞣した革の床面側を削り、厚みを均一に整える製革工程。

鹿革(しかがわ)

Deer leather

鹿由来の革。柔らかく、しなやかで、衣料、袋物、伝統工芸などに使われる。

別名・関連表記ディアスキン

試作(しさく)

Prototype

量産や本製作前に、構造、寸法、縫製手順、使い勝手を確認するために作るサンプル。

別名・関連表記プロトタイプ

下糸(したいと)

Bobbin thread

ボビンから供給され、上糸と絡んで縫い目を形成する糸。

下送り(したおくり)

Drop feed

針板下の送り歯を主に使って材料を送る一般的な方式。

しぼ(しぼ)

Grain break / Grain pattern

革表面に見られる細かな凹凸模様。天然のもの、揉み加工、型押しによるものがある。

別名・関連表記

シュリンク革(しゅりんくがわ)

Shrunken grain leather

薬品や熱などによって銀面を収縮させ、立体的なしぼを出した革。

別名・関連表記シュリンクレザー

植物タンニン鞣し(しょくぶつたんにんなめし)

Vegetable tanning

樹皮や木部などに由来する植物タンニンを主に用いる鞣し方法。

別名・関連表記タンニン鞣し

ショルダー(しょるだー)

Shoulder

原皮の肩周辺の部位。首や肩の動きに由来するしわが現れることがある。

別名・関連表記

真空乾燥(しんくうかんそう)

Vacuum drying

加熱した平板と減圧を利用して革を乾燥させる方法。

芯通し(しんとおし)

Drum dyed through

革の断面内部まで染料が浸透し、色が通っている状態。

定規(じょうぎ)

Ruler / Straightedge

寸法測定や直線裁断のガイドに使う工具。金属製は刃物作業に向く。

上下送り(じょうげおくり)

Walking foot feed

上側の押さえと下側の送り機構で材料を送る方式。

人工皮革(じんこうひかく)

Artificial leather

不織布などを基材とし、天然皮革に近い構造や感触を目指して作られた素材。

別名・関連表記人造皮革

素上げ(すあげ)

Natural finish / Unfinished leather

塗膜を極力抑え、革本来の手触りや表情を生かした仕上げ。汚れや水分の影響を受けやすい場合がある。

別名・関連表記アニリン仕上げ

スエード(すえーど)

Suede

革の床面や床革表面を起毛させ、細かな毛羽を持たせた革。

漉き(すき)

Skiving / Splitting

革の厚みを薄くしたり、部分的に傾斜を付けたりする加工。

漉き厚(すきあつ)

Skived thickness

漉いた後に残す革の厚み。薄くしすぎると強度不足や穴あきにつながる。

漉き機(すきき)

Skiving machine

革の厚みを部分的または全面的に薄くする機械。革製品製作ではベルナイフ式が広く使われる。

別名・関連表記革漉き機

漉き幅(すきはば)

Skiving width

革の端からどの範囲まで漉くかを表す幅。押さえ金の形状や位置で調整する。

ステア(すてあ)

Steer hide / Steer leather

去勢された成牛の皮、またはそれを原料とする革。安定した供給と面積から広く利用される。

別名・関連表記ステアハイド

ステッチ(すてっち)

Stitch

縫い目、または縫製によって表面に現れる線。

ステッチンググルーバー(すてっちんぐぐるーばー)

Stitching groover

革の縁に沿って溝を切り、縫い線の位置を整える工具。

別名・関連表記溝切り

ステーキング(すてーきんぐ)

Staking

乾燥した革を機械的にもみほぐし、柔らかさを出す工程。

スリッカー(すりっかー)

Edge slicker / Burnisher

木や樹脂などで作られ、革のコバを摩擦で磨く工具。

別名・関連表記コバ磨き棒

石灰漬け(せっかいづけ)

Liming

石灰などを用いて毛や不要な成分を除きやすくし、皮を膨潤させる工程。

接着剤(せっちゃくざい)

Adhesive

革同士や芯材を接着する材料。水性、溶剤系、ゴム系などがある。

別名・関連表記ボンド

セッティングアウト(せってぃんぐあうと)

Setting out

革のしわを伸ばし、余分な水分を押し出して平らに整える工程。

セミアニリン仕上げ(せみあにりんしあげ)

Semi-aniline finish

染料の透明感を残しながら、少量の顔料などで色や表面を整える仕上げ。

繊維層(せんいそう)

Fibrous layer

コラーゲン繊維を中心に構成される革内部の層。部位や動物によって密度や交絡が異なる。

染色(せんしょく)

Dyeing

染料を用いて革へ色を与える工程。芯まで染める場合と表層中心に染める場合がある。

染料仕上げ(せんりょうしあげ)

Dye finish

透明性のある染料を用い、銀面の表情を生かしながら色を与える仕上げ。

セーム革(せーむがわ)

Chamois leather

油鞣しなどで作られる柔らかな革。鹿や羊などを原料とし、拭き取り用途にも使われる。

別名・関連表記シャモア革

総合送り(そうごうおくり)

Compound feed / Triple feed

送り歯、押さえ、針などが協調して材料を送る方式。厚物やずれやすい材料の縫製に用いられる。

別名・関連表記三重送り

財布(さいふ)

Wallet

現金、カード、身分証などを携帯するための入れ物の総称。革製品では使用頻度が高く、手に触れる回数も多いため、経年変化を身近に楽しみやすい。

システム手帳(しすてむてちょう)

Ring-bound planner

リング金具に交換可能なリフィルを綴じる手帳。革製品ではバインダー金具とカバーを組み合わせて作られる。

書類ケース(しょるいけーす)

Document case

紙の書類を折れや汚れから守って持ち運ぶケース。封筒型、ファスナー型、マチ付きなどがある。

ショルダーバッグ(しょるだーばっぐ)

Shoulder bag

肩に掛けるための長いストラップを備えたバッグ。片肩掛けと斜め掛けの双方を含み、用途に応じて大きさや形が変わる。

スマートキーケース(すまーときーけーす)

Smart key case

自動車などの電子式スマートキーを収納するケース。厚みのある鍵に合わせ、マチやファスナーを備えるものが多い。

スマートフォンケース(すまーとふぉんけーす)

Smartphone case

スマートフォンを傷や衝撃から保護するケース。背面型、手帳型、袋型などがある。

セカンドバッグ(せかんどばっぐ)

Handheld pouch

手で持つ小型の鞄を指す日本独自の呼称。クラッチバッグに近いが、厚みや持ち手を備える製品も含む。

ショルダーベルト(しょるだーべると)

Shoulder strap

鞄を肩掛けまたは斜め掛けするための帯状部品。長さ調整金具やナスカンを組み合わせることが多い。

底鋲(そこびょう)

Bag feet

鞄の底面に取り付け、床への直接接触や擦れを軽減する金具。

札室(さつしつ)

Bill compartment

財布の中で紙幣を収納する区画。紙幣を折らずに入れる型と、折って収める型がある。

底マチ(そこまち)

Bottom gusset

鞄の底部に設けるマチ。収納量と自立性に関わる。

ジャンパーホック(じゃんぱーほっく)

Heavy-duty snap

比較的強い保持力を持つ大型のホック。厚手の革製品や鞄に用いられる。

差し込み錠(さしこみじょう)

Push lock

差し込み部を本体へ押し込んで固定する鞄用の留め金具。

錠前(じょうまえ)

Lock

鞄やケースを閉じた状態で保持する金具。鍵付き、差し込み式、回転式などがある。

スライダー(すらいだー)

Zipper slider

ファスナーの務歯を噛み合わせたり開いたりする可動部品。

芯材(しんざい)

Reinforcement material

製品の形を保ち、厚みや張り、強度を補うため内部に入れる材料の総称。

スライサー(すらいさー)

Bonded leather board

革繊維などをシート状に成形した芯材。財布や鞄の形状保持に用いられることがある。

水性接着剤(すいせいせっちゃくざい)

Water-based adhesive

水を媒体とする接着剤。臭気が比較的少なく、革や布の貼り合わせに使われる。

スライダー交換(すらいだーこうかん)

Slider replacement

ファスナー本体を残し、摩耗や破損したスライダーのみを交換する修理。

染み抜き(しみぬき)

Stain removal

革に付着した汚れや染みを軽減する処置。革の種類や染みの原因によって、完全に除去できない場合もある。

芯材交換(しんざいこうかん)

Reinforcement replacement

折れや変形が生じた芯材を取り外し、新しい芯材へ入れ替える修理。

タイミング(たいみんぐ)

Hook timing

針の上下運動と釜が上糸を捉える時刻関係。ずれると目飛びなどの原因になる。

玉捻(たまねん)

Round creaser

先端形状によって革の縁へ丸みのある線を入れるネンの一種。

タンナー(たんなー)

Tannery / Tanner

原皮を鞣し、染色や仕上げを行って革へ加工する製革業者、またはその職人。

別名・関連表記製革業者

脱灰(だっかい)

Deliming

石灰漬け後の皮からアルカリ分を除き、次工程に適した状態へ整える工程。

脱毛(だつもう)

Unhairing

原皮から毛を取り除く工程。

ダブルバット(だぶるばっと)

Double butt

左右のバットを背の中央でつないだ状態の裁断形状。

血筋(ちすじ)

Vein marks

血管の跡が革表面に筋状に現れたもの。天然皮革の個体差の一つ。

別名・関連表記血管跡

中和(ちゅうわ)

Neutralisation

鞣し後の革の酸性度を調整し、染色や加脂に適した状態へ整える工程。

(つや)

Gloss / Lustre

光の反射によって見える表面の光沢。仕上げ、摩擦、油分、使用期間などで変化する。

手縫い(てぬい)

Hand stitching

針と糸を使い、人の手で縫い合わせる方法。レザークラフトでは二本針の平縫いが代表的。

ディバイダー(でぃばいだー)

Divider

革の縁から一定距離へ平行線を引いたり、寸法を移したりする工具。

デシ(でし)

Square decimetre

革の面積を表す単位。1デシは10cm×10cmに相当する。

別名・関連表記ds

砥石(といし)

Grinding stone

回転するベルナイフの刃先を研磨し、切れ味を保つ部品。

トカゲ革(とかげがわ)

Lizard leather

トカゲの皮を原料とする革。細かな鱗模様を生かして小物や時計ベルトなどに使われる。

別名・関連表記リザード

床革(とこがわ)

Split leather

厚い皮を分割した際、銀面を含まない下層部分から作られる革。表面加工を施して使われることもある。

別名・関連表記スプリットレザー

床ベロア(とこべろあ)

Split velour

床革の表面を起毛させた革。

床面(とこめん)

Flesh side

革の肉側にあたる面。繊維が起毛して見えることが多い。

別名・関連表記裏面

トップグレイン(とっぷぐれいん)

Top grain leather

皮の上層側から作られた革を示す表現。地域や業界によって使われ方に幅があるため、具体的な仕上げの確認が必要。

トラ(とら)

Growth marks / Neck wrinkles

主に首や肩周辺に現れる帯状のしわ。動物の動きや成長に由来する天然の表情。

別名・関連表記トラ目

ドラム(どらむ)

Tanning drum

製革工程で皮革と薬剤を回転させながら処理する大型の回転容器。

別名・関連表記太鼓

タブレットケース(たぶれっとけーす)

Tablet sleeve

タブレット端末を保護して携帯するケース。薄いスリーブ型や、スタンド機能を備える型がある。

ダッフルバッグ(だっふるばっぐ)

Duffel bag

円筒形または横長の柔らかな胴を持つ容量の大きいバッグ。旅行やスポーツ用品の携行に使われる。

ダレスバッグ(だれすばっぐ)

Doctor bag / Dulles bag

口枠によって開口部が大きく開く、堅牢な手提げ鞄。医師鞄に由来する形式で、日本ではダレスバッグの名で定着している。

デイパック(でいぱっく)

Daypack

日帰り程度の荷物を想定した比較的小型のバックパック。日常用リュックの呼称としても使われる。

デスクマット(ですくまっと)

Desk mat

机上に敷き、筆記面や機器、天板を保護する平面状の製品。革の大きな面と経年変化を楽しみやすい。

トランク(とらんく)

Trunk

箱型で堅牢な構造を持つ大型の旅行用収納具。革張りや金具補強を施した伝統的な形式もある。

トレー(とれー)

Valet tray

鍵、硬貨、腕時計などの小物を一時的に置く浅い受け皿。革の四隅を留めて立体化する形式も多い。

トートバッグ(とーとばっぐ)

Tote bag

上部が大きく開き、二本の持ち手を備えた袋型バッグ。簡潔な構造で荷物を出し入れしやすい。

(どう)

Body panel

鞄や袋物の本体を構成する主要な面。前胴、後胴などに分けて呼ぶ。

底面(ていめん)

Bottom panel

鞄やケースの底を構成する面。荷重や擦れを受けやすく、補強が施されることがある。

玉縁(たまぶち)

Piping

革や芯を包み、縫い合わせ部分へ挟み込む細い縁取り。輪郭の補強や装飾に用いられる。

Dカン(でぃーかん)

D-ring

アルファベットのDに似た形状の環状金具。ストラップやナスカンの接続部に用いられる。

止め金具(とめかなぐ)

Zipper stop

ファスナーのスライダーが端から外れないようにする部材。上止めと下止めがある。

床処理剤(とこしょりざい)

Flesh-side finishing agent

革の床面の毛羽立ちを抑え、滑らかに整えるための仕上げ剤。

ナチュラルマーク(なちゅらるまーく)

Natural marks

傷、虫刺され跡、血筋、しわなど、生体時の痕跡が革に残ったもの。

別名・関連表記天然痕

斜め漉き(ななめすき)

Bevel skiving

革の端へ向かって徐々に薄くなるよう傾斜を付ける漉き加工。

別名・関連表記段漉き

生皮(なまかわ)

Green hide / Fresh hide

剥皮後、乾燥や塩蔵をしていない生の状態の皮。

鞣し(なめし)

Tanning

皮のコラーゲン繊維を安定させ、腐敗しにくく、柔軟で実用的な革へ変える工程。

別名・関連表記なめし

縫い穴(ぬいあな)

Stitching hole

糸を通すために革へ開ける穴。工具やミシン針によって形状が異なる。

縫い代(ぬいしろ)

Seam allowance

縫製線の外側に確保する材料の余白。

縫い目長さ(ぬいめながさ)

Stitch length

一針ごとの送り量。レザークラフトではピッチとも呼ばれる。

抜型(ぬきがた)

Cutting die

プレス機などで革を同じ形に裁断するための刃型。

別名・関連表記刃型

ヌバック(ぬばっく)

Nubuck

銀面側を軽く研磨して、きめ細かな起毛感を出した革。

ヌメ革(ぬめがわ)

Vegetable-tanned natural leather

一般に植物タンニンで鞣し、表面を厚く塗装せず、革本来の色や表情を生かした革。呼称の範囲は販売者によって異なることがある。

別名・関連表記ナチュラルレザー

ネン(ねん)

Creaser

革の縁へ装飾線や押さえ線を入れる工具。熱を加えて使うものもある。

別名・関連表記

ネン引き(ねんびき)

Creasing

革の縁に沿って熱や圧力で線を入れ、装飾と輪郭の引き締めを行う作業。

別名・関連表記捻引き

ノギス(のぎす)

Vernier caliper

革厚、金具、部材寸法などを精密に測る測定工具。

ネックストラップ(ねっくすとらっぷ)

Neck strap

首からIDケース、鍵、小型機器などを下げるための紐または帯。

ノートカバー(のーとかばー)

Notebook cover

ノートの表紙を覆って保護するカバー。ノートを交換しながら革のカバーを長く使える。

内装(ないそう)

Interior construction

財布や鞄の内部構造全体。収納部、裏地、芯材、縫製などを含む。

二重リング(にじゅうりんぐ)

Split ring

金属線を二重の輪にした金具。鍵や小物を抜けにくく保持する。

ナスカン(なすかん)

Snap hook

レバー操作で開閉し、ストラップや鍵などを着脱するためのフック金具。

縫い糸(ぬいいと)

Sewing thread

革製品を縫い合わせるための糸。素材、太さ、撚り、表面処理によって強度や見た目が変わる。

ナイロン糸(ないろんいと)

Nylon thread

強度と伸縮性を持つ合成繊維の糸。用途に応じて手縫いやミシン縫いに使われる。

縫い直し(ぬいなおし)

Restitching

切れた糸や弱った縫い目をほどき、再び縫い合わせる修理。

箔押し(はくおし)

Foil stamping

熱と圧力を用いて金属箔や色箔を革表面へ転写する加工。

撥水(はっすい)

Water repellency

水滴を表面ではじき、内部へ浸透しにくくする性質。防水と同義ではない。

刃と押さえの隙間(はとおさえのすきま)

Knife-to-foot clearance

ベルナイフと押さえ金の間隔。漉き厚や安定性に影響する重要な調整箇所。

別名・関連表記クリアランス

ハトメ抜き(はとめぬき)

Round hole punch

革へ丸い穴を開ける工具。金具の取り付けや縫い穴などに使う。

別名・関連表記丸抜き

貼り合わせ(はりあわせ)

Laminating / Bonding

複数の革や芯材を接着して一体化する工程。

針板(はりいた)

Needle plate / Throat plate

針が通る穴を持ち、縫製する材料を下から支える金属板。

半裁(はんさい)

Side / Half hide

一枚の原皮を背線に沿って左右へ分けた形。牛革流通でよく見られる。

別名・関連表記サイド

バット(ばっと)

Butt

原皮の腰から臀部周辺の部位。比較的繊維が緻密で、ベルトなどにも用いられる。

別名・関連表記臀部

パティーナ(ぱてぃーな)

Patina

使用によって生じる艶や色の深まりなど、素材表面に積み重なる風合い。

皮革(ひかく)

Hide, Skin and Leather

鞣す前の皮と、鞣した後の革をまとめて表す言葉。

菱錐(ひしぎり)

Diamond awl

菱形断面の先端で、手縫い用の穴を一穴ずつ開ける工具。

菱目打ち(ひしめうち)

Diamond stitching chisel

手縫い用の菱形の穴を一定間隔で開ける工具。

羊革(ひつじがわ)

Sheep leather / Sheepskin

羊由来の革。軽く柔らかい性質を持ち、衣料や手袋などに用いられる。

別名・関連表記シープスキン

平縫い(ひらぬい)

Saddle stitch

一本の糸の両端に針を付け、同じ穴へ左右から通して縫う代表的な革の手縫い方法。

別名・関連表記サドルステッチ

平ミシン(ひらみしん)

Flat-bed sewing machine

針板周辺が平らなベッド形状のミシン。平面的な部品の縫製に向く。

ピックリング(ぴっくりんぐ)

Pickling

酸と塩などを用いて皮のpHを調整し、主にクロム鞣しへ適した状態にする工程。

ピッチ(ぴっち)

Stitch length / Stitch spacing

縫い目と縫い目の間隔。製品の大きさ、糸、革厚などに合わせて設定する。

別名・関連表記縫い目間隔

ピット鞣し(ぴっとなめし)

Pit tanning

槽に鞣し液を入れ、皮を浸して時間をかけて植物タンニンを浸透させる方法。

別名・関連表記槽鞣し

フルグレイン(ふるぐれいん)

Full grain leather

銀面を研磨して大きく修正せず、天然の表面を生かした革。仕上げの有無とは別の概念。

フレッシング(ふれっしんぐ)

Fleshing

原皮の肉面側に残る脂肪や肉片などを機械で除去する工程。

別名・関連表記裏打ち

フレンチエッジャー(ふれんちえっじゃー)

French edger

革の裏面や段差を薄く削るための工具。幅や形状に種類がある。

豚革(ぶたがわ)

Pig leather / Pigskin

豚由来の革。毛穴が三つ一組に見えやすく、通気性があり、裏革などにも使われる。

別名・関連表記ピッグスキン

ブライドルレザー(ぶらいどるれざー)

Bridle leather

馬具用途を背景に持つ、植物タンニン鞣し革へ油脂やワックスを加えた革の呼称。製造仕様はタンナーにより異なる。

ブラッシング(ぶらっしんぐ)

Brushing

ブラシでほこりを払い、表面を整えるお手入れ。革や用途に合う毛質を選ぶ。

ブル(ぶる)

Bull hide / Bull leather

雄の成牛の皮、またはそれを原料とする革。一般に厚みや力強い繊維感を持つ。

別名・関連表記ブルハイド

ブルーム(ぶるーむ)

Bloom

革に含まれるワックスや油脂が表面に白く浮き出た状態。布で磨くと艶が現れることがある。

プルアップ(ぷるあっぷ)

Pull-up effect

折り曲げたり伸ばしたりした部分の油脂やワックスが移動し、色が明るく変化して見える効果。

別名・関連表記プルアップレザー

蛇革(へびがわ)

Snake leather / Snakeskin

蛇の皮を原料とする革。鱗模様を生かして小物や装飾に使われる。

別名・関連表記パイソン

ヘリ落とし(へりおとし)

Edge beveler

革のコバの角を薄く削り、丸みを付ける工具。

別名・関連表記エッジベベラー

ヘリ返し(へりかえし)

Turned edge

革の端を薄く漉いて内側へ折り返し、断面を見せずに仕上げる方法。

別名・関連表記折り返し

ベタ漉き(べたすき)

Full-area skiving

革の広い範囲、または全体をほぼ均一な厚みに薄くする漉き加工。

別名・関連表記全面漉き

別たち(べつたち)

Japanese leather knife

革や紙などの裁断に使われる交換刃式の工具。

ベリー(べりー)

Belly

原皮の腹部周辺。一般に柔らかく、繊維密度が比較的粗く、伸びやすい傾向がある。

別名・関連表記

ベルナイフ(べるないふ)

Bell knife

円筒形の回転刃。革を押さえと送りの間へ通し、床面側を削る。

別名・関連表記丸刃

ベロア(べろあ)

Velour leather

床面側を比較的長めに起毛させた革を指すことが多い。

ベンズ(べんず)

Bends

背から腰、臀部にかけた繊維の締まった主要部位。左右に分けたものを指すことが多い。

別名・関連表記ベンド

ベーチング(べーちんぐ)

Bating

酵素などを用いて不要なたんぱく質を除き、柔軟性や銀面の状態を整える工程。

保管(ほかん)

Storage

革製品を使用しない間、直射日光、高温多湿、密閉を避けて形を整えながら置くこと。

本革(ほんがわ)

Genuine leather / Real leather

天然皮革を表す一般的な呼び方。英語のgenuine leatherは文脈によって受け取られ方が異なるため、素材の具体的な種類も併記すると分かりやすい。

別名・関連表記天然皮革

本ヌメ革(ほんぬめがわ)

Natural vegetable-tanned leather

植物タンニン鞣しの革のうち、無染色や無塗装など、素材本来の状態を強く生かした革を指す際に使われる呼び方。統一規格名ではないため仕様確認が必要。

別名・関連表記無垢革

防水スプレー(ぼうすいすぷれー)

Water-repellent spray

革表面へ撥水性を与えるケア用品。革種や仕上げによって使用可否が異なる。

ボビン(ぼびん)

Bobbin

下糸を巻き付けて釜へ装着する小型の糸巻き。

ポストミシン(ぽすとみしん)

Post-bed sewing machine

針板部分が柱状に高くなったミシン。立体物や曲面の縫製に用いられる。

ハンドバッグ(はんどばっぐ)

Handbag

手に持つための短い持ち手を備えたバッグの総称。婦人用鞄を指して広く用いられることもある。

バケットバッグ(ばけっとばっぐ)

Bucket bag

バケツのような縦長の胴と丸みのある底を持つバッグ。巾着式の開口部を組み合わせる形が多い。

バックパック(ばっくぱっく)

Backpack

背中に背負うバッグの総称。日本ではリュックサックとほぼ同義で使われる。

バッグ(ばっぐ)

Bag

荷物を収納して携帯する製品の総称。日本語の鞄とほぼ同義だが、袋状の軽い製品まで広く含めて使われる。

馬蹄型小銭入れ(ばていがたこぜにいれ)

Horseshoe coin case

馬蹄に似た輪郭を持ち、内蓋で硬貨を受ける伝統的な小銭入れ。精密な型取りと仕立てが求められる。

パスケース(ぱすけーす)

Pass holder

交通系ICカードや定期券などを収納するケース。窓付き、ストラップ付き、複数枚収納型などがある。

パソコンケース(ぱそこんけーす)

Laptop sleeve

ノートパソコンを傷や衝撃から守る携帯用ケース。クッション材や芯材を併用することが多い。

二つ折り財布(ふたつおりざいふ)

Bifold wallet

本体を二つに折って携帯する財布。収納力と携帯性の均衡を取りやすく、革財布の代表的な形式の一つ。

筆箱(ふでばこ)

Pencil case

鉛筆やペンなどの筆記具を収納する容器。ペンケースとほぼ同義で用いられる。

フラグメントケース(ふらぐめんとけーす)

Card and coin case

カードポケットとファスナー収納などを薄い本体にまとめたケース。財布の機能を簡略化した携行品として使われる。

ブックカバー(ぶっくかばー)

Book cover

本の表紙を覆い、汚れや傷から守るカバー。文庫、新書、単行本など判型に合わせて作られる。

ブリーフケース(ぶりーふけーす)

Briefcase

書類を持ち運ぶための横長の手提げ鞄。薄い箱型またはマチ付きで、ビジネスバッグの代表的形式。

ブレスレット(ぶれすれっと)

Bracelet

手首に装着する装身具。革製では帯状、編み込み、紐状などの形式がある。

ベルト(べると)

Belt

腰まわりに巻いて衣服を保持したり、装飾したりする帯状の製品。革帯、バックル、ループなどで構成される。

ペンケース(ぺんけーす)

Pen case

筆記具をまとめて収納するケース。ファスナー式、差し込み式、巻き式などがあり、収納本数に応じて形が変わる。

ボストンバッグ(ぼすとんばっぐ)

Boston bag

底が広く、胴に丸みを持たせた手提げ旅行鞄。ファスナー開閉と二本手を備える形式が代表的。

ボックス型小銭入れ(ぼっくすがたこぜにいれ)

Box coin case

蓋を開くと受け皿状に大きく展開し、硬貨を見渡しやすい小銭入れ。折り構造とホックを用いるものが多い。

ボディバッグ(ぼでぃばっぐ)

Sling bag

一本のストラップで身体に沿わせて持つ小型バッグ。胸側や背中側へ素早く回しやすく、携帯性を重視した形が多い。

ポシェット(ぽしぇっと)

Pochette

小型の袋や小さなショルダーバッグを指す言葉。衣服のポケットを語源とし、日常用の小型バッグに広く使われる。

ポーチ(ぽーち)

Pouch

小物をまとめて収納する比較的小型の袋やケース。用途を限定せず、化粧品、道具、充電器などの整理に使われる。

文具(ぶんぐ)

Stationery

筆記、記録、整理などに使う道具の総称。革製品ではペンケース、手帳カバー、ブックカバーなどが含まれる。

ビジネス用品(びじねすようひん)

Business accessories

仕事で使用する携行品や収納用品の総称。名刺入れ、書類ケース、ブリーフケースなどが代表的。

ハンドル(はんどる)

Handle

鞄を手で持つための持ち手。芯材の有無、革の重ね方、取り付け方法によって握り心地や耐久性が変わる。

パイピング(ぱいぴんぐ)

Piping

縫い合わせ部分へ細い芯や包み材を挟み、輪郭を整える構造。玉縁とも呼ばれる。

ペンホルダー(ぺんほるだー)

Pen loop

手帳カバーやノートカバーに設ける筆記具保持用の輪や差し込み部。

バックル(ばっくる)

Buckle

ベルトやストラップの長さ調整、固定に使う金具の総称。

尾錠(びじょう)

Tang buckle

ベルト穴へピンを差し込んで固定する、バックルの一種。

美錠(びじょう)

Buckle

尾錠やバックルを指す表記。鞄やベルトの留め具として使われる。

ハトメ(はとめ)

Eyelet

革や布に開けた穴の周囲を補強する環状金具。紐通しや装飾に使われる。

バネホック(ばねほっく)

Snap fastener

内部のバネ構造によって着脱するホック金具。革小物や鞄の開閉に広く使われる。

ヒネリ金具(ひねりかなぐ)

Turn lock

つまみを回転させて開閉する留め金具。鞄のかぶせなどに使われる。

ファスナー(ふぁすなー)

Zipper

務歯をスライダーで噛み合わせて開閉する部材。鞄、財布、ケースなどに広く用いられる。

引き手(ひきて)

Zipper pull

ファスナーのスライダーを操作するためのつまみ。金属、革、紐などで作られる。

ファスナーテープ(ふぁすなーてーぷ)

Zipper tape

ファスナーの務歯を保持し、製品へ縫い付ける帯状部分。

補強材(ほきょうざい)

Reinforcement

負荷のかかる箇所の強度を高めるために加える材料。革、布、樹脂シートなどが使われる。

ボンテックス(ぼんてっくす)

Fiberboard reinforcement

紙繊維などを圧縮した板状の芯材。鞄やケースの補強に用いられる。

不織布(ふしょくふ)

Nonwoven fabric

繊維を織らずに接着または絡み合わせて作るシート状材料。裏材や補強材として用いられる。

ポリエステル糸(ぽりえすてるいと)

Polyester thread

耐摩耗性や耐候性に優れ、革製品の縫製に広く用いられる合成繊維の糸。

ファスナー交換(ふぁすなーこうかん)

Zipper replacement

破損や摩耗したファスナーを新しいものへ取り替える修理。製品構造によっては大きな分解を伴う。

ホック交換(ほっくこうかん)

Snap replacement

留まりが弱くなった、または破損したホックを新しいものへ交換する修理。

補色(ほしょく)

Colour restoration

色落ちや擦れで薄くなった部分へ色を補う修理。元の色や質感を完全に再現できない場合もある。

丸革(まるがわ)

Whole hide / Whole skin

原皮を左右に分けず、一枚の形で仕上げた革。

別名・関連表記丸皮

丸錐(まるぎり)

Round awl

丸い断面の先端を持ち、印付けや穴の調整に使う錐。

丸包丁(まるぼうちょう)

Round knife / Head knife

半円形の刃を持ち、裁断や漉きに用いる革工具。

水染み(みずじみ)

Water stain

水分の浸透や乾燥差によって、革表面に輪染みや色むらが生じた状態。

水漬け(みずづけ)

Soaking

保存された原皮へ水分を戻し、汚れや塩分を除いて加工しやすくする工程。

溝漉き(みぞすき)

Channel skiving

革の一部を線状または溝状に薄くする加工。折り位置や縫製部の調整に使われる。

メタルフリー(めたるふりー)

Metal-free

所定の基準に基づき、鞣し工程で対象となる金属を用いない、または含有を抑えた革を示す表現。基準の確認が必要。

目飛び(めとび)

Skipped stitch

一部の針目で上糸と下糸が正しく絡まず、縫い目が形成されない不具合。

目止め(めどめ)

Edge sealing / Filling

コバの繊維や凹凸を埋め、塗料や仕上げ剤が均一に乗るよう下地を整える作業。

揉み革(もみがわ)

Milled leather

革をドラムなどでもみ、自然な細かいしぼと柔らかさを出した革。

別名・関連表記ミルドレザー

マウスパッド(まうすぱっど)

Mouse pad

コンピューターマウスを安定して操作するために机上へ敷く製品。革製では表面の滑りと底面の安定性が重要になる。

マネークリップ(まねーくりっぷ)

Money clip

紙幣を金具や革の折り構造で挟んで保持する携行品。カード収納を組み合わせた財布型もある。

三つ折り財布(みつおりざいふ)

Trifold wallet

本体を三つに折り畳む財布。小さな外形にまとめやすい一方、収納量によって厚みが出やすい。

名刺入れ(めいしいれ)

Business card holder

名刺を折れや汚れから守り、携帯するためのケース。名刺の束を収める主室と、受け取った名刺を分ける区画を備えることが多い。

眼鏡ケース(めがねけーす)

Eyeglasses case

眼鏡を傷や変形から守りながら携帯するケース。芯材で形を保つものと、革の柔らかさを生かした袋状のものがある。

メッセンジャーバッグ(めっせんじゃーばっぐ)

Messenger bag

斜め掛けして身体に沿わせる横長のバッグ。大きなフラップと調整可能なストラップを備える形式が代表的。

前胴(まえどう)

Front panel

鞄や袋物の正面側を構成する胴部分。

窓枠(まどわく)

Window frame

パスケースやIDケースでカード面を見せるために設ける開口部の縁。

丸カン(まるかん)

Round ring

円形の接続金具。ストラップ、チャーム、持ち手などの連結に用いられる。

マグネットホック(まぐねっとほっく)

Magnetic snap

磁力によって開閉する留め金具。鞄や財布のかぶせなどに用いられる。

務歯(むし)

Zipper teeth

ファスナーの左右に並び、互いに噛み合う歯状部分。エレメントとも呼ばれる。

ミシン糸(みしんいと)

Machine sewing thread

ミシン縫製に適した太さ、撚り、表面処理を持つ糸。

持ち手交換(もちてこうかん)

Handle replacement

摩耗やひび割れが進んだ鞄の持ち手を新しく作り直して交換する修理。

焼き印(やきいん)

Hot branding

加熱した金属版などを革へ押し当て、熱で文字や模様を付ける加工。

別名・関連表記ホットスタンプ

山羊革(やぎがわ)

Goat leather / Goatskin

山羊由来の革。薄くても比較的強く、特徴的なしぼを持つものが多い。

別名・関連表記ゴートスキン

油分(ゆぶん)

Oil content

革の柔軟性や感触に関わる油脂分。過不足はべたつき、色変化、乾燥感などにつながる。

ヨーロッパ目打ち(よーろっぱめうち)

Pricking iron / French-style chisel

細長い斜め方向の縫い穴や目印を付ける工具。製品や工具により使い方が異なる。

別名・関連表記フレンチ目打ち

ラウンドモール(らうんどもーる)

Round maul

革工具を打つための円筒形ヘッドを持つ槌。

別名・関連表記モール

ラム(らむ)

Lambskin / Lamb leather

若い羊の皮、またはそれを原料とする革。薄く柔らかく、きめの細かいものが多い。

別名・関連表記ラムスキン

ローラー(ろーらー)

Hand roller

貼り合わせた革へ圧力をかけ、接着面を密着させる工具。

ラウンドファスナー財布(らうんどふぁすなーさいふ)

Zip-around wallet

本体の三辺をファスナーで囲むように開閉する財布。収納物を保持しやすく、長財布とコンパクト財布の双方に用いられる。

リュックサック(りゅっくさっく)

Backpack

二本の肩紐で背負うバッグ。両手を空けて荷重を左右の肩へ分散でき、容量や用途により多様な形がある。

ロールペンケース(ろーるぺんけーす)

Roll pen case

筆記具を並べて差し込み、革や布を巻いて留めるペンケース。収納物を個別に保持しやすい。

両面カシメ(りょうめんかしめ)

Double-cap rivet

表裏の両側に丸い飾り頭が現れるカシメ。

両面テープ(りょうめんてーぷ)

Double-sided tape

両面に粘着層を持つテープ。縫製前の仮止めや位置決めに用いられる。

蝋引き糸(ろうびきいと)

Waxed thread

表面へ蝋を含ませ、毛羽立ちを抑え、糸通りや耐摩耗性を高めた縫い糸。

ワックスレザー(わっくすれざー)

Waxed leather

表面や内部にワックスを用い、独特の艶、感触、色変化などを持たせた革。

鰐革(わにがわ)

Crocodilian leather

ワニ類の皮を原料とする革の総称。クロコダイル、アリゲーター、カイマンなどで斑の形状が異なる。

別名・関連表記ワニ革

該当する用語が見つかりませんでした。
ひらがな、英語、別の短い言葉でもお試しください。

BRAND TERMINOLOGY

LAST Drip Designs 用語

以下は一般的な皮革用語ではなく、LAST Drip Designsのブランド思想、素材表現、独自製法を説明するための用語です。

LAST DRIP DESIGNS ORIGINAL TERM

LAST Drip Designs(らすとどりっぷでざいんず)

LAST Drip Designs

2020年1月創業。福岡県北九州市を拠点に、本ヌメ革を中心とした革製品の企画・製作・販売を行うブランド。名称には「最後の一滴」という意味が込められている。

LAST DRIP DESIGNS ORIGINAL TERM

最後の一滴(さいごのいってき)

The Last Drip

LAST Drip Designsというブランド名の由来となる言葉。素材、技術、時間、使い手の記憶まで、最後の一滴まで使い切り、受け継いでいく姿勢を表している。

LAST DRIP DESIGNS ORIGINAL TERM

Non-Foundation Leather(のんふぁんでーしょんれざー)

Non-Foundation Leather

LAST Drip Designsが本ヌメ革を表現する際に用いる独自呼称。ファンデーションで覆わない素肌のように、無染色・無塗装に近い革本来の表情を生かし、使い手の時間によって色艶が育つ素材観を示している。一般的な革分類では本ヌメ革に位置づけられる。

LAST DRIP DESIGNS ORIGINAL TERM

Craft Bridle Leather(くらふとぶらいどるれざー)

Craft Bridle Leather

ブライドルレザーの考え方を土台に、LAST Drip Designsが自社配合の染料・顔料と蝋引き工程によって仕立てる独自の染色革。素材の表情を残しながら、色、艶、蝋の浮き方、使用による変化を手仕事で調整している。一般的なブライドルレザーと共通する要素を持つ一方、同一仕様ではない。

LAST DRIP DESIGNS ORIGINAL TERM

FOR THE LEGACY(ふぉーざれがしー)

FOR THE LEGACY

「受け継がれる前提。」という考え方を示すLAST Drip Designsのブランドコンセプト。購入時の完成だけでなく、使い続ける時間、手入れ、修理、その先で誰かへ託される可能性まで含めて製品を設計する姿勢を表す。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

一生モノ(いっしょうもの)

A lifetime object

一度手にしたものを長く使い、手入れや修理を重ねながら生活の一部として育てていく考え方。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

育てる革(そだてるかわ)

Leather to grow with

使う人の時間や触れ方によって色艶や形が変化し、その人だけの表情へ育っていく革を表す言葉。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

革を使う楽しみ(かわをつかうたのしみ)

The joy of using leather

革製品を所有するだけでなく、日々触れ、使い、変化を感じながら付き合う時間そのものを楽しむ考え方。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

修理して使い続ける(しゅうりしてつかいつづける)

Repair and keep using

傷みや故障を理由にすぐ手放すのではなく、直しながら役割と記憶を受け継いでいく考え方。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

経年変化を楽しむ(けいねんへんかをたのしむ)

Enjoying patina

色艶や手触りの変化を劣化だけとして捉えず、使った時間が刻まれる魅力として味わう考え方。

LAST Drip Designs ORIGINAL TERM

本ヌメ革文化(ほんぬめがわぶんか)

Hon-numegawa culture

本ヌメ革を使い、手入れし、修理し、次の世代へ受け継ぐまでの営みを文化として捉えるLAST Drip Designsの考え方。

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修理13語

掲載している内容は、一般的な皮革用語をもとに、 LAST Drip Designsの知見を加えて整理したものです。

用語や分類、表現には、国や地域、タンナー、メーカーなどによって 異なる考え方や諸説が存在します。 ブランド独自用語については、その旨を明記しています。

© LAST Drip Designs Co., Ltd.

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Story Direction & Writing : Takahiro Ikeda

辞書生成には一部AI技術を活用し、職人の視点と言葉で再構成しています。
内容には諸説ある考え方が含まれます。
この辞書が“知るきっかけ”となり、それぞれの理解につながれば幸いです。