LAST Drip Designsとは
LAST Drip Designsは、ファッションを飾るブランドではなく、あなたの日常にそっと寄り添う“道具”を提案するブランドです。
大切なのは、いつも誰かのそばで静かに時を重ねていけること。シンプルだけれど、ちゃんと自分らしい。そんな日々のそばにある革作品を、丁寧に仕立てています。
FOR U - always be with you
その想いを込めて、作品をお届けしています。
日々を過ごす中で、ふと手が伸びる。そんな“頼れる存在”であることを、私たちは何より大切にしています。
FOR THE LEGACY
「この作品、いつか誰かのアンティーク。」
私たちが目指しているのは、今この瞬間だけでなく、未来へと受け継がれていく“ものづくり”。
使うほどに風合いが深まり、持ち主の時間を刻みながら育っていく作品のように。
一つひとつの作品に、育てる時間と物語が宿るように。それがLAST Drip Designsの原点です。
そして、そんな作品づくりに欠かせないのが、“育てる素材”としての本ヌメ革です。
無染色・無垢であるからこそ、あなたの時間が、そのまま風合いとして刻まれていく。
本ヌメ革のもつ、飾らない美しさと素直な変化。それこそが、私たちの目指す“育つ道具”にふさわしいと考えています。
なぜ、本ヌメ革なのか
現代の“革”は、すでに定義づけられてしまったように感じていました。傷やシミ、ムラといった“動物の生きていた証”がないものほど「美しい」とされることに、どこか違和感を覚えていたのです。
そんな中、革と向き合い続け、タンナーに足を運び、職人たちの手から直接見て、聞いて、知った——
原初の革、本ヌメ革の存在。
染めない、隠さない。無垢なその姿にこそ宿る、静かな美しさ。そして、使って知った、本物の経年変化の奥深さ。
私はこの素材を通して、「美しさの定義」をもう一度提案してみたくなったのです。
本ヌメ革は、個体差すらも魅力になる、一期一会の素材。その日その時、その一枚ごとに、表情が異なります。
そして、ほのかに香るタンニンの匂いも、本ヌメ革ならではの魅力のひとつ。化学薬品で染色・加工された革では味わえない、植物の渋と時間がつくり出す、やさしい香りです。
だからこそ、私たちは他の革に手を広げるのではなく、本ヌメ革だけを探求するという道を選びました。
誰かの人生に、そっと寄り添う革作品を。その本質に、まっすぐに向き合っていきたいと考えています。
なぜ受注生産なのか
LAST Drip Designsでは、すべての作品をご注文をいただいてから仕立てる「受注生産」という形でお届けしています。
それは、作りすぎないためでも、効率のためでもありません。私たちは、革と、そしてお客様と、まっすぐ向き合いたいのです。
たとえば、本ヌメ革は鮮度がとても大切な素材です。必要な分だけを、そのときいちばん良い状態で使うことで、革の魅力をまっすぐに伝えることができます。
また、お届け後にいただいた感想や気づきは、次回の仕立てに柔軟に活かしています。
「もっとこうだったら」という声に、きちんと応えていける——
それも私たちがこの形を選んでいる理由です。
さらに、在庫を持たないことで、定番だけでなく、季節や気分にあわせた提案も可能になりました。数は作れませんが、そのぶん幅のあるものづくりを大切にしています。
手間も時間もかかるやり方ですが、それでも私たちは、このスタイルを選び続けたいと思っています。
いちばん良い状態の革を使い、いちばん丁寧に向き合えるかたちで、お届けするために。
送料無料を続けられる真実
はじまりは、実店舗をもたないLDDsだからこそ。インターネットでも、実店舗のように“気軽に楽しめる買い物体験”をお届けしたい。
そんな想いから、送料無料サービスは始まりました。
もちろん、どんな商品にも配送コストはかかります。とくに、福岡から遠い地域——北海道、沖縄、離島などでは負担する送料も決して小さくありません。
それでも送料無料を続けられているのは、全国から日々ご依頼をいただいている皆さまのおかげなのです。
ご注文内容や地域にあわせて、私たちが最適な配送方法を選ばせていただくことで、全体の送料コストをできるだけ抑えています。
そして何より大きいのが、みなさまからお預かりした売上の一部が、地域によって異なる送料の差額にあてられているということ。
つまり、誰かのご注文が、別の誰かの送料を支えている。そんなささやかな“循環”が、この仕組みの本質です。
この循環があるからこそ、LDDsは送料無料を続けられています。ご依頼くださるすべての皆さまへ、心より感謝を込めて、お礼申し上げます。
これからも、期待を超えて
長く使うほどに味わいが増す本ヌメ革のように、私たちのブランドも、あなたとの時間の中で、育っていけたらと思っています。
「こういう形もほしい」「ここを少し変えてみたい」、そんな声を、真摯に受けとめながら。
仕立ての精度も、提案の幅も、もっと先へ。私たちは、完成品ではなく、進化しつづけるブランドでありたい。
“買ってよかった”では終わらない、
“使い続けてよかった”と思っていただけるように。
これからも、一歩ずつ。丁寧に、まっすぐに、歩んでまいります。